我が家のバタフライガーデンをめざして(1)

 ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2017年 
 (1)我が家のバタフライガーデンをめざして ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2017年
  (2)バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウへつづく
(3)我が家のバタフライガーデンの蜜源として準備する花々へつづく
(4)我が家のバタフライガーデンの蜜源となる花々の維持
(その1) (その2) / (その3)へつづく
     
最初にお話したように、洋ラン栽培用の温室2棟(3坪:最低温度10℃と、6坪:最低温度18℃)を建てることを目的に、新居には比較的広い敷地を求めたので、庭としても十分な広さが確保されたことになる。そこで、もともと昆虫(特に蝶)が好きなことから、近所で飛び回っている蝶を全部集めてやろうと言うくらいの意気込み(冗談)でガーデニングに力を入れることにしたが、花より団子 ・・・ いろいろな果樹を庭の周りに植えることになってしまい、さらには果樹の花のポリネーション効率を上げるために庭でミツバチを飼うことになった
庭はイングリッシュガーデンを目指す・・・と言いたいところだが、これには自信もセンスもない。しかし、春花壇には、私の大好きなデルフィニウム、ルピナス、ジギタリス、カンパニュラを中心に、イングリッシュガーデンの主役となる素材を連作に注意しながら大量に植えることにしている。そして、その他・・・は、果樹・花木を含めてチョウやミツバチが好む宿根草・一年草を集めることに努めている。ところが、この花の選別がむずかしい。ミツバチやチョウの蜜源としてどんな花が適切なのか、ほとんど情報がないからだ。海外の種苗会社が発行するカタログには、チョウやミツバチが好む花に印を付けるなどして、蜜源となる草花が推薦されているが、国内ではこのような案内が全く見られないのは残念だ。そこで私は、海外のカタログを参照しながら国内の苗や種子を探したり、ときには海外から直輸入することにしている。ここは栃木県下野市 ・・・ 北関東(関東平野の北端)の平地に位置し、山からは遠い。山地性の珍しいチョウの来訪は期待できないが、ナガサキアゲハやアカボシゴマダラなどの南から北上するチョウの来訪は期待できるかも知れない。
 まずは、チョウやミツバチの来訪を意識して配置した我が家の果樹・花木・草花などを紹介しよう(下図)。リストの草花などについては、植えているものをすべてカバーしているわけではないが、おおよその状況がおわかりいただけよう。これまで、もっといろいろな草花の栽培を試みたが、我が家の環境に馴染まなかったのか、自然消滅していったものも少なくない。時間をかけながら、我が家の庭の環境に馴染む草花を選別してきた。例えば、大好きなカンパニュラで庭をいっぱいにしようと、様々なカンパニュラを何度も庭に直植えしたが、大型小型を問わずほとんどのカンパニュラの夏越しに失敗し、結果として期待通りの花を咲かせるのは2年草のメジウムだけであった。そしてようやく、今のような環境を作成するのに丸四年を要した。もちろん完成したわけでもなく、これからも改良を加えていくつもりだが、雰囲気としてはかなり満足できるものに近づいていると言える。今では(2015年6月初旬)、晴れた日にガーデンテーブルの前に座って庭を眺めていると、まずチョウの姿が視野から消えることがない。モンシロチョウについて言えば、多い時で10頭以上が乱舞する。あまりにも普通といえるモンシロチョウでも、我が家の庭で楽しみ・集う姿にはいつもながら癒されるものだ。通常見られるチョウにはモンシロチョウの他、ナミアゲハが多く、その他モンキチョウ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ジャコウアゲハなどがあげられる。梅雨に入ると庭の東側を埋めるブッドレアが開花し、ここにはびっくりするほど多くのチョウが訪れるようになる。ときには、驚くほど希少なチョウの訪問を受けることがあり、ほんとうに嬉しいかぎりだ。チョウの楽園とは言わないまでも、チョウミツバチが喜んでくれるような庭づくりに励むことにしよう。(関連ページへリンク
 
 
 
 
果樹 (チョウやミツバチが好むと思われる) 蜜源としては不適切 (赤字)かも?
 a ビワ  b アンズ c キウィ   d ネクタリン 
 e サクランボ f ブドウ g 温州みかん  h ジュンベリー
 i ブルーベリー j ヤマモモ k リンゴ  l ナシ
  ポポー n モモ o カキ   ブラックベリー
             
        
チョウの食草にあたる草花・樹木などの植物 (果樹は除く)
 A  エノキ  B  カラスザンショウ C  ヘンルーダ  D  ウマノスズクサ
 E  ミツバ F  スミレ イタリアンパセリ  H  アシタバ
 I  ガガイモ  J  スイカズラ  ホトトギス K  スミレ(宿根野生種)
 L ニンジン M キャベツ コリアンダー(パクチー) O パセリ
  ミヤギノハギ 18  タニウツギ      
     
チョウやミツバチが好むと思われる 花木や草花 (宿根草と一年草) 
1   ミヤギノハギ  2  ブッドレア
アルテニフォリア
3  ブッドレア 4  ブッドレア・バズ
 5  モナルダ  6  エキナセア  7  タマクサギ  8  ヒデンス
 9  ヒャクニチソウ 10   アンセミス 11  デルフィニウム 12  ルピナス
 13  ジギタリス 14   リアトリス 15  スカビオサ  16  タナセタム
 17  カスミソウ 18   タニウツギ 19 西洋ダイコンソウ  20  ガーベラ
21  オステオスペルマム 22  ニーレンベルギア 23  ルドベキア  24  ハナウツギ
25  アガスターシュ 26  オミナエシ 27  チトニア  28 バーベナ
29 ヤマブキ 30 アリッサム
スノープリンセス
 31 アリッサム
サクサティレ
32  バーベナ
ボナリエンス
 33  ベロニカ 34   ヒマワリ  35   セージ  36  ルリタマアザミ
37 ウツギ(卯の花)            
我が家の訪問客(チョウ)  現在 48 種
時節ごとの変化・気がついたこと
 2017年度の記録(進行中)
春(3月〜6月梅雨前)に見られるチョウ
今年はチョウの出現が少し遅いような気がする。例年なら真冬でも、温かい日差しの晴れた日には、庭でチョウの姿がチョクチョク見られたものだが、今年はそのような姿を全く目にしていない。
3月17日今年初めてのチョウ・・・キタテハ、モンシロチョウ
朝からとても暖かく、春らしい眩い日差しのなか、キタテハが突然飛来して元気な姿を見せてくれた。また、モンシロチョウが2頭、庭の端で咲き乱れる雑草(ヒメオドリコソウ)の周りを軽やかに飛翔している。冬の暖かい日での現象ではなく、いかにも春の訪れを感じさせる長閑な一時であった。
3月21日、ツマキチョウ 今年初
ツマキチョウと庭で遭遇。か弱そうで俊敏な、独特な飛翔に春の来訪を実感。キタテハ、モンシロチョウは比較的頻繁に見られる。
3月28日/ヤマトシジミ(雄) 4月3日/ルリタテハ 4月4日/キタキチョウ 4月6日/ナミアゲハ  4月13日/ベニシジミ 今年初
4月13日/庭のエノキでアカボシゴマダラの越冬幼虫脱皮を確認。
4月14日/庭の白いチョウの多くはツマキチョウ(♂) 4月22日/コミスジ、ルりシジミを確認 
4月24日/キアゲハのパセリへの産卵を目撃  4月30日/アカボシゴマダラ
5月1日/カラスアゲハorナガサキアゲハ 庭を俊敏に一回り
5月6日/ジャコウアゲがようやく活動開始(近隣より少し遅めかな?)
5月8日/ツマグロヒョウモンが初めて姿を見せた。
 今年はツマグロヒョウモンの出動がとても遅いようだ。いつもなら、真冬に幼虫の観察もできるのだが、この冬には全く見られなった。そしてこの日、ツマグロヒョウモンの雄が突然れ、咲き始めたディモルフォセカの花に静止した。ツマグロヒョウモンの姿が見られるようになると、チョウの活動も春らしく本格的に活発となる。
5月12日/コミスジ初来訪 コミスジの姿が初めて見られるようになってから、このコミスジは家の庭に住み着いたかのように近隣を飛び回り、さほど遠くには行かなくなった。ミヤギノハギに産卵してくれることを期待し、注意して観察しよう。
我が家の庭から誕生したと思われるジャコウアゲハも庭を離れず、メスは毎日産卵に励み、オスは優雅に飛び回る。デルフィニウム、バ^ベナ、ルピナス、ディモルフォセカなど、意外に多種の花から吸蜜するようだ。特に好む花はブラックベリーで、頻繁に訪れる
庭を訪れるツマグロヒョウモンが急に多くなり、メスの産卵も確認することができた。
5月16日/アオスジアゲハが咲き始めたブッドレア・アルテニフォリアに初来訪。 
5月21日、早朝に特徴的な飛翔を見せるチョウを発見・・・コムラサキだ! 一年に1・2度しか見られないコムラサキに、こんなに早く、とても良い状態で会うことができた訳で、少し離れていたものの、写真は十分に撮ることができた
5月20日〜 夏のように暑い晴天が続く。しかし午前中は比較的涼しく、冷ややかに感じる風が心地よい。この午前中は、いろいろな種類の、たくさんのチョウの訪問を受ける。ジャコウアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ、ナミアゲハ、キアゲハ ・・・などのアゲハチョウの仲間やツマグrヒョウモン、コミスジ、アサマイチモンジ ・・・ ほんとうにいろいろ。昨年挿し芽をして定植し、大きく育ったスイカズラは花を咲かせるほどに育っている。アサマイチモンジが近くを飛び回っていたが、23日日にはその葉に卵を確認した。また一種、我が家に住み着いたチョウが増えたことになる。これから注意深く観察を続けることにしよう。
5月30日、アサマイチモンジの卵が孵化。生まれて初めてアサマイチモンジの1令幼虫を見た・・・美しい。
5月31日、5月の最後日になった。例年通り、5月に入って庭を訪れるチョウの種類は格段に増えたが、チョウの数は例年に比べるとかなり少ないように感じる。例えば、ツマグロヒョウモン・・・驚くほど少ない。モンキチョウはまだ一度も見ていない。2Km ほど離れた姿川の土手に行けば普通に見られるのだが、我が家の庭を訪問してくれない。これから、真夏のようにドンドンと気温が高くなっていくようだが、チョウが賑やかな6月を期待したい。
6月2日、ミヤギノハギが咲き始めると、これを食草とするチョウが見られるようになって来た。ルりシジミなども頻繁に見られるようになり、産卵などのシャッターチャンスを狙っている。今日は、ウラギンシジミが俊敏な飛翔でミヤギノハギに静止したチャンスを目ざとく見つけ、カメラを持ってそっと近づこうとしたが、気づかれてウラギンシジミはアッという間に飛び去ってしまった。おそらくウラギンシジミがミヤギノハギに産卵に来ていることは間違いないように思われ、注意して観察を続けることにしよう。
6月11日、気象予報では既に入梅が宣言されたが、その気配は全くない。すこし湿度が高いようだが、最高気温25℃くらいのすがすがしい晴天が続く。庭にやってくるチョウは、にわかに賑やかになってきた。ルリシジミは、いつでも数頭が寄り合って産卵を続けている。ウマノスズクサでは100頭を超える4令〜5令幼虫が音を立てて葉を食み、蛹化まで、もう暫くの成長が待たれる。一方では、数頭のジャコウアゲハ雄が我々を気にもかけず一日中庭を飛び回り、いろいろな花を訪れて吸蜜する姿をみせてくれる。5月の下旬にスイカズラを訪れて産卵したアサマイチモンジは、その後もチョクチョク軽快に飛翔する姿を見せ続け、スイカズラへの産卵は続いている。このまま続くと、スイカズラは幼虫で大変なことになりそうな勢いだ。また、昨年まで期待しながらも見られなかったタニウツギにも、ついに産卵する姿を確認した。ガーデンテーブルに腰を下してお茶を飲みながら庭を眺めていると、たくさんの数と種類のチョウの姿が庭を飛び回り、期待以上に賑やかなバタフライガーデンを満喫することができる。こんなに小さな庭に、こんなにたくさんのチョウが来てくれるなんて・・・自然に感謝。十分に満足している。
6月15日、スジグロチョウがウォールフラワー(エリシマム)に産卵する姿を目撃した。確かにウォールフラワーはモンシロチョウなどの食草・アブラナ科の草花だけど、スジグロチョウに食草として認められるとは驚き。ウォールフラワーへの産卵が確認されたことから、我が家の庭で繁殖するチョウの種類は19種類となった。コミスジが頻繁に飛来。
6月16日、昨年に続き、ウラナミシジミが観察された。今年は、食草のミヤギノハギに静止し、若い花穂を飛び回っていた。産卵する姿を写真に収めたかったが、ウラナミシジミは警戒したようで、産卵行動を見せてくれなかった。昨日、スジグロチョウがウォールフラワーへの産卵を目撃したことから、今日は、スジグロチョウの産卵行動を追跡してい。すると、スジグロチョウがなんと、アブラナ科ではないクレオメの葉に興味をもったように見え、直後に産卵行動に移った。その場を確認すると、確かに・・・卵が。また続いて、モンシロチョウも同じような様子をみせて産卵。 クレオメの1枚の葉裏にモンシロチョウとスジグラチョウの卵が同居することになった。さらに葉を精査すると、たくさんの卵が確認できたばかりでなく、モンシロチョウの2令幼虫も確認できた。これらの結果から、クレオメはモンシロチョウとスジグロチョウの食草として十分に機能し、活躍しているものと考えられる。アブラナ科以外の草花が食草になっているなんて信じられない・・・でも、事実!
6月17日、今朝もウラナミシジミが姿を見せ、その産卵行動を確認した。残念ながら産卵行動の撮影はできなかったが、産卵場所からその卵を確認した。栃木県ではウラナミシジミの春産卵はもっと遅くなるとのことだが、南端に位置するここ下野市では、かなり早い時期での産卵が確認されるのかもしれない。ウラナミシジミの活動が活発になる夏には、食草として、土手や荒地に大きく繁茂したクズが活躍することになるが、これらの食草が少ない春にはその行動は目立たなく限定されていると思われる。早春のマメ科の花ではフジが知られるが、時期が早すぎるのだろう。そこで、産卵にちょうど良い時期に咲く花としてミヤギノハギが好ましいようで、実際には県内で広く活躍しているのではないだろうか? 是非、ハギ(ミヤギノハギ)の周辺を念入りに観察して欲しい。産卵行動を見せるたくさんのルリシジミに混じって、ウラナミシジミの姿を見出されると思われる。
ジャコウアゲハの幼虫が大発生し、大きく繁茂していた庭の5本のウマノスズクサ(食草)が完全に消滅した。孵化前に、大量の卵を他に移動させたのだが、不十分だったことを深く反省・・・毎年、同じ失敗の繰り返し。既に新たに羽化したジャコウアゲハ(雌)が飛び始めたものの、産卵場所がないので困っているだろうな。お手上げです。
庭を飛び回るナミアゲハが目立って多くなり、食草として最も好まれているようにみえるカラスザンショウには、その卵がワンサカ! これら全てがナミアゲハなのだろうか? 時折見られるクロアゲハや、今年はまだ見ていないカラスアゲハの卵も混じってるのだろうか?
5月に一時期、頻繁に姿を見せていたツマグロヒョウモンは、今ではほとんど姿を見せないようになった。今年はチョッと少ないのかな?
7月7日、初夏の装い
7月に入って花壇は夏の装いとなる。夏の花として代表的なモナルダ、リアトリス、エキナセア、ジニア(ヒャクニチソウ)、クレオメなど、鮮やかな花々が厳しい太陽のもとで輝く。庭を訪れる蝶の種類も大きく変り、暫くは比較的静かだった庭先がにわかに賑やかになってきた。庭の東側を占めるブッドレアも咲き始め、チョウの集客力は抜群。全体的に、今年はモンシロチョウの数が多い。隣の有機菜園で、かなりの量のキャベツやブロッコリーを栽培しているからであろうか。モンシロチョウはリアトリスが大好き。さらに、バーベナやブッドレアには必ずその姿をめにする。また、今たくさんの姿を見るのはジャコウアゲハだ。食草のウマノスズクサを全滅させるほど食い荒らした大量のジャコウアゲハが羽化し始め、庭のいろいろな花を訪れている。ジャコウアゲハは木陰を好むことから、吸蜜しないときはブドウ棚やキウィ棚などを飛び回っている。いつでも、優雅に飛翔する5〜6頭の姿を目にする。7月に入って、イチモンジセセリが急に姿を見せるようになり、アッと言う間に大量のイチモンジセセリがブッドレアを占めるようになった。これまで、さほど姿をみせなかったツマグロヒョウモンやキタテハなども、急にその姿を増した。チョウも夏にあわせた顔ぶれになってきたと言えるだろう。今年も、カラスアゲハやミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハの来訪を期待している。これからも注意して観察を続けることにしよう。
7月8日、カラスアゲハの来訪
今年初めて、カラスアゲハの雄が飛来した。モナルダやエキナセアなど庭の花をチョコチョコと止まりながら吸蜜し、足早に飛び去っていった。残念ながらカメラに収めることができなかったが、今年も確実に我が家の庭を訪問してくれていることを確認した。幼虫の発見が楽しみ・・・。
7月10日、コミスジの産卵を確認
チョクチョク庭で独特な飛翔を楽しませてくれるコミスジが、期待通りミヤギノハギに産卵する姿を始めて目撃し、そこから薄緑色に輝く卵を確認した。これで、我が家の庭でライフサイクルを営む蝶の種類は20となった。
7月15日、ミヤマカラスアゲハの来訪
ほぼ毎日、カラスアゲハが庭の周りを飛び回る。飛翔はとても早く、時折ブツドレアにとまって吸蜜するが、近づくとすばやく飛び去るので写真に収めることができない。カラスアゲハに混じってミヤマカラスアゲハの来訪を期待していたところ、ブッドレアで吸密するミヤマカラスアゲハを確認した。翅の白い筋から容易に判断できたが、写真を撮るチャンスは全くなかった。ことしは、ツマグロヒョウモンとアカボシゴマダラの数が圧倒的に少ないように見える。気象条件が問題なのであろうか? 例年に比べるとセミの声も少ないようだ。一方、気をつけて観察していると、コミスジやアサマイチモンジはよく見かける。特にコミスジは庭に住み着いているように庭を離れず、ミヤギノハギを精査すると、幼虫の独特な構造物を幾つも見出すことができる。今年から始まった現象なのだろうか?・・・昨年までは、このような姿に全く気がつかなかった。
7月18日、ナガサキアゲハ(雌)が吸蜜にやってきた。
お昼過ぎの暑い日なか、ブドウ棚の木陰でジャコウアゲハの雄に追いかけられている大型の黒いアゲハに気がついた。その後翅には大きな白い紋が・・・ナガサキアゲハの雌だ。我が家の庭で、ナガサキアゲハの雌を実際に見たのは初めて・・・本当にやって来るんだ。直ぐ側には温州ミカンがあり、産卵が期待されるが、ナガサキアゲハは直ぐにココを飛び去り、ゆっくりと庭の周りを飛び続けた。カメラを持って追い続けると、庭の北端で開花しているタマクサギの周りを何度も飛び続け、庭の外からは見えない場所で咲くタマクサギの花で吸蜜をはじめた。美しい・・・感動!ナガサキアゲハがもっと頻繁に着てくれたらいいのになア。
7月28日、アカタテハ、ヒメアカタテが俄然増えてきた
ジャコウアゲハの3度目のライフサイクルが終わりを迎え、前回のサイクルで食い尽くされたウマノスズクサから新たに伸びた蔓に幼虫が群がっている。そろそろ全体的に蛹期に入るようだ。例年通りのブッドレアと、今年は特に多く植えつけたヒャクニチソウ、チトニアに、たくさんのチョウが集まってくる。キタテハ、ツマグロヒョウモンの他、アカタテハやヒメアガタテハが続々と姿を見せ始めた。もちろん、一度に数多くのナミアゲハやクロアゲハも普通に見られる。アサマイチモンジやコミスジも頻繁に姿を見せ続けており、それぞれスイカズラやミヤギノハギに卵を産み続けている。天敵に犯されないように、なんとか手助けをしてやりたいのだが・・・一部をネットで保護してやるしか方法がない。今まで全く見られなかったアサマイチモンジとコミスジの観察は、今年の最大の記録といえよう。
9月12日、天候悪し
最近、曇天や小雨が降るパッとしない天気が続く。庭のチョウについては特筆すべきことはない。ハギの花が満開となるも、天気が良くないので、チョウの訪問は目立たないようだが、キタキチョウの産卵がよく見られるようになった。アゲハチョウの仲間は、相変わらずその姿をよく見せ、夏中咲き続けたブッドレアにはツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、キタテハが集まり、目を楽しませてくれる。昨年と大きく異なる点は、スイカズラを植えたおかげで、アサマイチモンジが庭に住み着くようになったこと。食草の周りでは、必ずと言っていいほどその姿を見ることができる。また、食草のスイカズラには卵や幼虫の姿が消えることがない。
2016年年度の記録(クリック)
2015年年度の記録(クリック)
越冬する姿が確認されたチョウとその形態
ジャコウアゲハ(蛹並アゲハ(蛹)、 クロアゲハ(蛹)カラスアゲハ(蛹)
ヤマトシジミ(蛹)モンシロチョウ(蛹)ルリシジミ(蛹)、 ミヤマカラスアゲハ(蛹)

アカボシゴマダラ(幼虫
  
 我が家のバタフライガーデンをめざして
(1)我が家のバタフライガーデンをめざして ミツバチやチョウに優しいガーデニング・記録 2017年 
 (2)バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウへつづく
(3)我が家のバタフライガーデンの蜜源として準備する花々へつづく
(4)我が家のバタフライガーデンの蜜源となる花々の維持
(その1)(その2)/(その3)へつづく
関連するリ ン ク
(その1)我が家を訪れるチョウの仲間たち ・・・ 庭の訪問者(NO.1:蝶を主として) 
      我が家の庭を訪れるチョウの仲間たち 現在 48 種 
(その2) 庭で観察した蝶の興味ある行動
(その3) 我が家の庭に棲み着いたチョウ(現在20種) 
 (その3-1) 庭に棲み着いたジャコウアゲハの生態
 (その3-2) (2-1)アカボシゴマダラの生態 我が家での生態観察と越冬幼虫の観察
(2-2)アカボシゴマダラの生態 夏型の生態観 
 (その3-3)  庭に棲み着いた並アゲハ、クロアゲハの生態
 (その3-4) 庭に棲み着いたキアゲハの生態
 (その3-5) 庭に棲み着いたカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハの生態
 (その3-6) 庭に棲み着いたゴマダラチョウの生態
 (その3-7) 庭に棲み着いたその他のチョウの生態
モンシロチョウ、ルリシジミ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、キタキチョウ、
ツバメシジミ、ウラナミシジミ
アサマイチモンジ、スジグロチョウ、コミスジ
(その4)トラップいろいろ
(その5)幼虫の飼育便利グッズ
(その6)我が家を訪れるチョウの食草一覧(庭に自生・植栽している食草)
(その7)アゲハチョウの仲間 幼虫の比較
付録世界のバタフライガーデン
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下野市のチョウ

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