我が家の西洋ミツバチ飼育奮闘記 (6)

 ミツバチやチョウに優しいガーデニング 
2018年夏(6月) 〜 2019年夏(6月)まで
2018年6月25日、採密 
最後の分蜂からかなり時間が経過したので、採蜜を前提に内検すると、王隔板で分離した上段の巣脾ではほとんどの巣脾で有蓋の巣が40〜80%を占めていた。そこで、十分に採蜜ができると判断し、A ・B群ともに3枚づつ巣脾を取り出して採蜜の準備を始めた。ほぼ1年ぶりの採蜜で意外に多く蜜が遠心機で分離できたのだが、その後のろ過方法が原始的なことから、予想以上の煩雑さと時間がかかり、処理には丸一日を要した。収穫は1L瓶10本、500mL瓶2本、全量はおよそ8〜9Lとなり、6枚の巣脾からの収穫としては過去最大量となった。
2018年8月15日、給餌
今年の夏は驚異的に暑い。この暑さにも負けず、チトニア、ヒャクニチソウ、クレオメ、メランポジウム、マウンテンミントなど、  渇蜜期の8月にも:かかわらず盛りだくさんの花を咲かせている。夏に蜜源を欠かさないよう何年にもわたって工夫を続けているおかげで、庭からが花がくなることはなったものの、やはり心配なので給餌することにした。
砂糖水(砂糖:水 =1Kg:660ml)
代用花粉(乾燥酵母:上白糖:熱湯 = 50g:50g:20ml)

この暑さの中で、巣箱の内外はミツバチで溢れている。やはり、辛いんだろうな。
2018年12月4日、冬支度
かなり長い間に渡って記録をサボっていたが、夏から初冬まで今までと同じ扱いでほとんど変化はなかった。ただ、秋の給餌(砂糖水と代用花粉)が少し遅れ、11月の終盤に1度しか行えなかったことを後悔している。大丈夫かな・・・と、少し心配。必要に応じて真冬でも給餌することにしよう。なぜこれほど遅れたかというと、秋が深まらず、暖かい日が続いていたから。
いよいよ寒波の到来を天気予報で目にしたので、あわてて冬支度をすることにした。昨年と同じ西側のB 群は防寒箱に入れて冬越しさせ、東側のA 群は巣箱の周りを稲藁で覆う簡便な方法で冬越しさせることにした。違うところは、昨年は継箱を置いた2段のA群が、今年は1段での冬越しとなった。 また、A ・ B両群ともに殺ダニ剤のフルバリネイト(flubalinate)を投入した。これで、冬支度は一応完了。 
2019年1月1日、快晴の暖かい新年を迎えて
  朝夕の冷え込みは厳しいものの、暖かい快晴で迎えた庭の状況は昨年から全く変わらず、静かで平和な新年がミツバチの巣箱を訪れた。暖かい午前中の巣箱前は、大きな花粉塊を足につけて帰って来るのもいて、名前通りの働き者のミツバチで賑わっている。元気に年を越したミツバチたちだが、貯蜜の量が心配なので、1月の下旬か2月の初旬には給餌することにしよう。
4月、暖かい日が続き、2月に予定していた給餌をようやく行った。かなり遅い給餌になり、 今年はミツバチの春の増殖が遅れるのではないかと心配していた。ほぼ半年ぶりに巣箱の蓋を開けたことになるが、一見して元気な様子を確認して安心した。あえて比較すると、防寒箱を利用しなかったA群の方が、B群より元気な様子がうかがえた。
5月下旬、分蜂
5月に入って、B群は3度、A群は1度分蜂した。A群は分蜂後何か様子がおかしく、どんどんと衰退しているように見えた。明らかにミツバチが少なくなっているようで、6月の下旬に内検したところ、巣箱の中は激しく荒れていて、手が付けられない状態。おそらく、分蜂後、女王バチが不在になったものと考えられる。 
6月22日、分蜂と自然回収
正午頃、突然B群が目の前で4度目の分蜂。巣門から真上に飛び上がったミツバチの分蜂群は降下を始め、なんと西隣のA群の巣箱に入り始めた。入り始めると、アッという間に巣箱に収まり・・・・A群の復活となった。群はさほど大きくはないが、早速、1Lの砂糖水を給餌して様子を見ることにした。 
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関連サイト
ミツバチの蜜源  
   (1-1) ミツバチの好む花 その1、 その2
   (1-2)ミツバチの好む花(草花) ヨーロッパの種苗会社のリストから抜粋
   (1-3)ミツバチが好む花(花木やツタ性の花)ヨーロッパの種苗会社のリストから抜粋
   (2)ミツバチの果樹への貢献(ポリネータとして) 
総括・雑感(飼育へのヒント)  ・・・ 冬越しについての総括
飼育に用いる器具・用具についてのコメント

ミツバチ飼育における通常作業のまとめ 
 
 
 
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