我が家の庭を賑わす野鳥(1)

巣箱とバードフィーダー
 我が家の庭を賑わす野鳥(2)へつづく
 我が家の庭(栃木県下野市)にいろんな野鳥がたくさんやってきて、朝から晩まで思いっきり遊んでくれたらいいな。我が家の庭の木はほとんどが落葉樹であることから、冬になると葉が落ちてとても見通しが良い。これらの小枝を飛び渡る野鳥の姿を頻繁に見るに及んで、自然豊かな庭を作るという目的には好ましい姿としてとても嬉しく思っている。冬はチョウなどの虫の姿がほとんど見られないことから、庭に飛来するこれらの野鳥を観察することがとても楽しい日課となっている。そして、これらの野鳥が、いつでも頻繁に我が家の庭を訪れてくれるような環境を作りたいと思っている。野鳥の観察を目的に準備したバードフィーダーのエサをついばんでくれる野鳥の姿を眺めていると、とても幸せな気持ちに満たされる。餌は冬の間しか与えないが、いろいろな種類の餌を与えながら、その餌に応じた野鳥が訪れるのを観察している。まずは雀がほとんどの餌を占領するが、ヒヨドリやツグミがスズメを追い散らすことも多い。もちろん雀がバードフィーダを占有している姿を眺めているの楽しいものだ。雀の仲間同士でも、結構明白な序列があるのに驚く。冬に我が家の庭を訪れてくれる野鳥の中で、目を引く美しい野鳥といえば、シジュウカラとジョウビタキ。モズもなかなか美しい。
以下は、冬の間の野鳥の皆さんへの「おもてなし」の紹介と記録となる。
2018年1月22日大雪のなか
午後から大雪になる天気予報どおり、午後早々から雪は降り始め、日が暮れるころには20cmにも達し、翌23日は晴れたものの一晩で30cm近くの積雪となった。この雪の中、多くの野鳥はいつも通り庭を訪れるものの、地面は深い雪に覆われ思うように餌が探せないようで、リビング前のサクランボの木に体を丸めて寒さを耐えているように見える。そんな中、準備しているバードフィーダーは大活躍。大雪のなかでも、頻繁に餌をついばむ姿が心を癒してくれる。
1  スズメ 2  シジュウカラ  3  カワラヒワ 
4  モズ  5 メジロ  6  ジョウビタキ 
7  エナガ  8  オナガ  9  セキレイ 
10  キジバト 11  ヒヨドリ  12  ムクドリ 
13  ツグミ  14  シメ  15  シロハラ 
16  コゲラ  17 ウグイス  18 カッコウ
19  キジ        
 
巣 箱
2016年2月3日巣箱作り
冬らしい厳しい寒さが続い ていたが、久しぶりに朝から晴天となり、何か体がムズムズ。ふと思いついて、今年こそは・・・と心に誓っていた巣箱を作ることにした。気持ちの上では2年以上も前から準備をしていて、その材料は思いついたときに揃えるように心がけていたころから、実質的には準備万端というところであった。設計図は、ネットで検索して見出した「身近な自然を体験・観察しよう」から「小鳥の巣箱を掛けよう」を参考にした。目的は、最近一年を通して飛び回っているシジュウカラに棲みついていただくこと。早速、設計図を写し、幅15cmの杉板を切断するだけ。出入り口にはシジュウカラに適切とされる直径28mmの穴を、専用の可変式ドリルで開けた。組み立てるのはとても簡単。全工程を1時間で完了し、玄関先のシンボルツリー(黄もくれん)と大きく育ったアンズの枝に設置した。高さは約3mの所かな。
 
 それぞれのパーツを1枚の板から切り取った。 組み立ては簡単 ・・・ いい感じ! 
   
モクレンの幹に針金で取り付け。出入口は南東向き。 心配なのは、モクレンの葉が茂り過ぎること。さて、シジュウカラさんが見つけて、入ってくれるかな?

庭東のアンズの木に取り付けた巣箱

アンズの木が倒れたので、ビワ側に移した巣箱
  
バードフィーダー(餌台)
今まで、ただ通り過ぎるだけだったシジュウカラをなんとか留めようと、ネットの情報を参考に色々と工夫した。果たしてこの冬はシジュウカラが一日中居座るようになってくれて、とてもうれしい毎日を過ごしている。シジュウカラがひまわりの種を啄ばんでいる姿を眺めていると、ほんとうに癒されるのです。多くの場合、フィーダーからヒマワリの種を一個ついばんで近くの小枝に移り、足で押さえて嘴で突っついて殻を割ってるようだ。とても可愛らしい・・・。 
 
適当に自作したバードフィーダー
アワやヒエの主にした餌で、いつもスズメに占有される
 
購入したバードフィーダー。ヒマワリの種でシジュウカラ専用
落花生リング
シジュウカラが大好きだという落花生リングを作成した。 しばらくは野鳥が近寄りはもしなかったが、シジュウカラがリングの存在を認識して以来、なるほどよくここに留まるようになった。器用にリングにぶら下がり、落花生をついばんでいる姿を頻繁に見かける。



 
ミカンの輪切り
2016年12月2日、 今年の冬は、メジロが群れて庭を飛来することに気がついた。今まで、全く気がつかなかった。一日に何度も餌を求めて通過するようで、私としてはもっとゆっくりと滞在して欲しいと願っている。そこで、ホームセンターで金網を購入し、写真のようなミカンを給餌する網カゴ(餌場)を自作した。ミカンをそのまま設置すると、アッと言う間にヒヨドリが食べてしまうのを確認しているので、大型野鳥に食べられないように、あえて金網に閉じ込めるようにした。メジロが喜んでくれればいいのだが。
12月中旬、
メジロだけでなく、シジュウカラもミカンを啄ばむ姿を見るようになった。
  
バードケーキ
2016年12月14日、 冬の野鳥の給餌に、バードケーキが好ましいとの情報を聞き、早速作ることにした。材料は、マーケットで無料で入手した牛脂と、砂糖、そして小麦粉。ネット情報によると、牛脂:砂糖:小麦粉を1:1:2( 1:1:1 が良いかな?)とするのが多いようなので、とりあえずこの比率を採用することにした。これらをビニール袋に入れて、手のひらで温めながらモミ混ぜると手を汚さずにすむ。全体が柔らかく混ざったところで整形し、カゴに収めて木につるした。カゴ(写真下左右)はバードケーキ専用のもので、カルフォルニアで購入したもの。ミカンの輪切りを入れた自作のカゴでも良い(写真上)。国内でも、このような器具を販売して欲しいなァ(調べたら中国製のようだ)。
 
 
 2017年3月ピーナッツ殻のバードケーキ
3月に入って野鳥の餌は窮地に陥っているらしく、ヒヨドリやスズメによる必死と思われるほどの食餌行動に驚かされる。特にバードケーキへの執着は激しく、我々ヒトが少々脅したくらいでは飛び去ってはくれない。そこで、バードケーキを少し温めて柔らくし、ピーナッツリングの空になったピーナッツ殻のなかに押し込んでみた。リングのピーナッツの殻はクルクルと回転するので、ぶら下がることが苦手なヒヨドリやスズメによる食餌を防ぐことができると思われた。果たしで、完璧ではないにしても、ヒヨドリやスズメを避けることができるようになったようだ。時々、ホバリングしてでもバードケーキにありつきたいヒヨドリの懸命な姿を見ることがあるが・・・シジュウカラとメジロは、好んでピーナッツ殻のバードケーキを食する。
 
シジュウカラに餌を奪われて恨めしそうに眺めるメジロ

ピーナッツと同じようにバードケーキを食べるシジュウカラ
ヒマワリの栽培(種の収穫)
これまで野鳥給餌用のヒマワリの種はネットから購入。2016年度には何度かに分けて、結局 3Kg ものヒマワリの種を購入していた。そこで、ヒマワリの種を収穫することを目的に、2017年度の春には巨大輪ヒマワリの種を手に入れて、畑の周りに播種した。9月の下旬に入って、そろそろ採取かと・・・遅すぎたのかな? ヒマワリの種の収穫期は難しそうだ。果たして・・・たくさんの種を収穫した。今年は種を飼わずに済むのかな?

2017年8月31日

2017年10月11日、乾燥中のヒマワリの種
   
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         (NO.3:その他)
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