我が家の庭の訪問者
バタフライガーデンを目指して
我が家(下野市)の蝶(チョウ)
(その1ーC)我が家の庭を訪れるチョウたち(招からざる客を含めて)

 内   容 (リンク)
(その1)   我が家の庭を訪れるチョウたち  現在49種
(A1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる (A2)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる
(B1)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる (B2)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる
(B3)我が家の庭を訪れるチョウたちへもどる
(C)我が家の庭を訪れるチョウたち(招からざる客を含めて) 

 今までに我が家の庭を訪れてくれたチョウ   現在48種

 A1
1 アオスジアゲハ 2 ジャコウアゲハ(我が家でので生態)
3 キアゲハ(我が家での生態) 4 クロアゲハ(我が家での生態)
5 ナミアゲハ(我が家での生態) 6 ナガサキアゲハ(我が家での生態)
ツマグロヒョウモン(我が家での生態) 8 ミドリヒョウモン
9 ウラギンヒョウモン 10 メスグロヒョウモン
 A2 11 アカタテハ 12 ヒメアカタテハ
13 コミスジ(我が家での生態) 14 イチモンジチョウ
15 アカボシゴマダラ(我が家での生態) 16 コムラサキ
17 クジャクチョウ 18 キタテハ
19 ルリタテハ(我が家での生態)
B1   20 ベニシジミ  21 ヤマトシジミ(我が家での生態)
22  ツバメシジミ(我が家での生態) 23 ウラナミシジミ(我が家での生態)
24 トラフシジミ 25 ツマキチョウ
26 ルリシジミ(我が家での生態) 27 テングチョウ
28 モンシロチョウ(我が家での生態) 29 スジグロチョウ(我が家での生態)
 B2 30 ヒオドシチョウ 31 サトキマダラヒカゲ
32  モンキチョウ(我が家での生態)  33 ウラギンシジミ
34  ヒカゲチョウ   35  カラスアゲハ(我が家での生態)
36  アサギマダラ  37 キタキチョウ(我が家での生態)
B3 38  アサマイチモンジ(我が家での生態)  39 ゴマダラチョウ(我が家での生態)
40  オオウラギンスジヒョウモン  41 ミヤマカラスアゲハ(我が家での生態) 
42  ヒメジャノメ  43  ヒメウラナミジャノメ 
C    セセリチョウ    
101   ダイミョウセセリ  102  イチモンジセセリ
103  キマダラセセリ  104  コチャバネセセリ
105   チャバネセセリ 106  オオチャバネセセリ
  招かざる客    
 201 イラガ 202  カブトムシ・クワガタムシ 
 203 ブドウスズメ 204   モンクロシャチホコ 
205 オビカレハ 206 アメリカシロヒトリ
   
  今までに我が家の庭を訪れてくれたチョウ 1-C
   
 セセリチョウ 
(101)ダイミョウセセリ
2015年5月21日、我が家の庭では初見のセセリチョウ。今までも来訪しているに違いないが、この度初めての確認となった。飛翔はとても早く確認は困難であるが、一旦止まるとしばらく静止してくれるので、撮影は容易。この春に羽化した新鮮な個体と思われる。
ブラックベリーの花で吸密するダイミョウセセリ(右写真)
 
 
(102) イチモンジセセリ  
セセリチョウの中でも最も普通に見られる。  春先には見られないが、梅雨頃から現れはじめ、夏から秋にはチョウの中では最も多く普通に見られるようになる。特に、ブッドレアを好む(写真左右とも)ようで、朝から晩までその姿を見ない日はないくらい。
ハナウツギに蜜を求めるイチモンジセセリ
ハナウツギはチョウの蜜源として入手したものの、今のところ(7月上旬の開花開始時)期待通りの結果は出していない。自然では、ハチや甲虫が多く集まり、シジミやタテハが多く吸密に来ていたことを思い出す。ときおり、イチモンジセセリが訪問している姿を見かける程度。
スカビオサの花に吸付くように吸密するイチモンジセセリ 
梅雨が明ける前の初夏、にわかにイチモンジセセリの姿が目立つようになる。スカビオサの花はほとんど終わりかけているが、イチモンジセセリは大好きなようで、ブッドレアと共にいつもその周りを飛交っている。
   
 (103)キマダラセセリ
 6月に入り、梅雨が始まると、いつの間にか何処からともなく急にこのセセリチョウが見られるようになる。飛翔は極めて敏捷なものの、吸蜜時にはじっとしてくれるので撮影は容易。派手な色でよく目立つので、とてもわかり易い。
 
   
(104)コチャバネセセリ
 
 2016年5月9日
昨年から注目していたが、なかなか見つからなかった。春になってようやく目にしたコチャバネセセリ。一応カメラに収めることができて一安心というところ。
2016年7月28日、
夏になって、コチャバネセセリと再会した。さほど珍しい種ではないのに、意外に会うことができない。まずは、再会に乾杯!
 
(105)チャバネセセリ
暑くなると、ブッドレアを訪れるセセリチョウはイチモンジセセリに限られていると思っていた。花に静止した姿を見ると、決まって後翅の白い一文字が目立って見えるからだ。2016年7月20日の朝、白い一文字が見えないチャバネセセリに気がついた。イチモンジセセリとは異なるセセリチョウも来ているんだ。今後はもっと注意して観察しよう。この正体はチャバネセセリで、最も普通種の日等であるが、今まで気がつかなかったのが不思議なくらい。まずは、改めて確認したことで良しとしよう。
 
(106)オオチャバネセセリ
2017年6月10日、新たな訪問者オオチャバネセセリを発見
6月に入ってミヤギノハギが花を咲かせ始めると、ルリシジミが急に集まりだし、今日は4匹のメスが群がるように産卵している姿を観察していた。すると、少し大きめのセセリチョウが目の前に現れ、思わず・・・ドキッ! まだ見たことがないセセリチョウ・・・オオチャバネセセリだ。これで我が家の庭を訪れたチョウは47種となった。オオチャバネセセリはその後もかなり頻繁に庭を訪れてくれる。今まで全く気がつかなかった。

2017年6月10日 初めて我が家を訪れてくれた

2017年6月22日 かなり頻繁にやって来てくれる
2017年9月14日、秋になっても姿を現すオオチャバネセセリ
これまでほとんど気が付かなかったオオチャバネセセリ。今年の春に初めてオオチャバネセセリの訪問に気づき(写真上)、さらに秋になってもその元気な姿(写真下)を見せてくれた。翅はかなり傷んでいるようだが、一年を通じて身近を飛び回っているようだ。少し大きめで、イチモンジセセリとは飛翔の状態やその場所が異なることから、注意して観察すると判別できる。  
 
 招かざる客
(201)   イラガ(ヒロヘリアオイラガ)  (招かざる客)   
 2015年6月初旬、家の網戸に目立った色彩の小型のガが目にとまった。イラガ・・・だ。いよいよ、いつもの嫌な季節がやってきた。庭には防虫剤を撒かないことから、ありとあらゆる虫がやってくる。この「イラガ」も招かざる客の代表と言えるガである。サクラ、モクレン、ナシ、モモ、カキ、アンズ、バラ・・・ほとんど好き嫌いなく手当たり次第に庭の花木に卵を産み付けるように見える。以前、卵塊を見つけ指先で潰したところ、指先が痛痒く腫れ上がったことがある。幼虫は、緑鮮やかなイタイイタイ虫(デンキムシ)。幼虫が小さい時には葉に集まって成長するので、この時に見つけて一網打尽にする必要がある。遅れると、それぞれが散るため、一つ一つ見つけて処分するには労を要する。
これこれ・・・見つけました。ナシの葉が、まるでレースのように葉脈を残して透けたようになっているのを見かけることがある。これこそイラガの若齢幼虫の食痕。よく見ると、このように(写真右)、びっしりと並んだ幼虫を見出す事ができる。このような若齢の時には集団で行動するが、もう少し大きくなったら別個に動き出すため、その処理は格段に難しくなる。このように小さな幼虫の時に見つけて一網打尽にするのが最善の方法であろう。 この後、アンズとモクレンで同じ幼虫群を見つけ処分した。
2015年1月3日
ナシ(豊水)の枝先に、イラガの繭(蛹)を見つけた。このとても美しく、愛らしい卵状の繭(蛹)から、あの憎きイラガが誕生してくるなんて想像もつかない。
上述のように、幼虫はできるかぎり処分するように心がけているが、青々と茂った木々の葉からそのすべてを見出すことなど到底できず、相当数の成虫が誕生しているに違いない。幼虫と共に、この蛹を見つけて処分するのもイラガ対策の大切な行事となる。
  
 (202)カブトムシ・クワガタムシ (招かざる客)  カブトムシは害虫だァ!  (さらに詳細はクリック)
普通なら大歓迎のカブトムシの到来。「過ぎたるは及ばざるが如し」 ・・・ この言葉通りの事件が起こった。。庭の果樹が実りの季節を迎えるとともに、新たな問題が立ち上がってきたようだ 。
 7月28日、ブドウがピンチ
しばらく家を離れていた後、久しぶりにブドウ棚を訪れると、頭の上でゴソゴソという物音が聞こえてきた。「何かしら・・・?」と頭を上げると、なんとカブトムシがザクザク。わずか4〜5日の間にこれほど状況が変わっていたなんて、予想もしていなかった。今までこのような経験をしたことがない。カブトムシは、一匹や二匹ではない。袋をかけていなかった房は、かなりの率でやられている。目の前が真っ暗になった。どうしたら良いのか? とにかく、ご近所のお子様に「カブトムシ取り」をお願いすることにした。午後にはお子様たちが来られたのだが、虫たちが最も少ない時間になってしまったようだ。かなり逃げてしまった後で・・・それでも10匹ぐらいの収穫(うち雌2匹)があった。ぜひ毎日来ていただいて、到来するカブトムシを一掃してくれると嬉しいですね。よろしくお願いします。
今年は豊作だと、その収穫をとても楽しみにしていたのに ・・・ ブドウの房はもうむちゃくちゃ。色付いた粒はほとんどなくなっている。既に傷ついた粒では発酵が始まり、甘ったるい匂いが周囲に立ち込め、この匂いに誘われて吸蜜性の昆虫が集まってくるのかもしれない。少しぐらいなら、嬉しく・楽しいものなのだろうが、これだけ激しくやられると勘弁して欲しいですね。対策としては ・・・ どうしようもありません。コツコツと手で取るしかないようです。 でも、捕獲したカブトムシをどう処分したらいいのでしょうか?

7月29日、カブトムシの攻撃は続く
昨夜はさほど強くないものの一晩中雨が降ったが、この雨の中、カブトムシはブドウの房にむしゃぶりついていたようだ。29日の朝・・・まだ少し雨が残っている頃、ブドウを観察に行くと、たくさんのカブトムシを発見、すぐに取り押さえた。収穫はカブトムシ12匹(うち雌3匹)、ノコギリクワガタ1匹(雄)。さあて、この追いかけごっこはいつまで続くのだろう、根比べだな。気がついたことは、数は少ないもののカナブンの姿が見られたこと。カナブンに嗅ぎつけられると手に負えなくなる ・・・ 困ったものだ。
7月30/31日、カブトムシの攻撃は一段落?
大量に捕獲した上記2日間のあと、30日と31日は早朝の確認で、捕獲できたのは一匹づつ(ともに雄)だけであった。31日夕方には、さらに2雌を発見。「カブトムシによる攻撃」は一段落というところか? しかし、捕獲したものはほとんどが雄であることが気になる。このあとメスが主に出現してくるこことになるだろうが、改めて、再攻撃があるのだろうか? 我が家のブドウを攻撃してきたカブトムシ一軍は近くの特定場所(一箇所)で発生したに違いない。とにかく今回の攻撃については一安心ということにして、今後監視を怠らないようにしよう。カナブンによる攻撃もあると思われることから・・・。それにしても傷んだブドウが発酵し、あの独特の匂いが辺りに立ち込め、今やカブトムシは見られないもののコバエ(ショウジョウバエ)がやたらに飛び交っている。  
カブトムシによる攻撃・・・その後
28日、29日の総攻撃の後、さほどでもないが、攻撃は毎日続いている。
7月30日 カブトムシ 1/雄  31日 カブトムシ 1/雄、2/雌   
8月1日
カブトムシ 1/雌  2日 カブトムシ 1/雄 2/雌 ノコギリクワガタ 1/雄 1/雌
カブトムシのメスが増えてきたのは事実であるが、まだまだだなァ。う・・・ム、お盆までの辛抱だろう・・・。
8月3日 カブトムシ 1/雄 4/雌 ノコギリクワガタ 1/雄
8月4日 カブトムシ 2/雄 5/雌 ノコギリクワガタ 1/雌  アレッ! また、増えてきたかな?
8月5日 カブトムシ 1/雌   8月6日 カブトムシ 1/雄 2/雌   8月7日 カブトムシ 2/雄 2/雌
8月8日 カブトムシ 2/雌   8月9日 カブトムシ  2/雄 4/雌    8月10日 カブトムシ  1/雄 1/雌
8月11〜19日 カブトムシ 0  いよいよ本当に終わってきたかな?
8月20日〜 カブトムシ 0 カブトムシの季節は完全に終了したようだ。ホッと一安心。来年は十分に配慮して準備をすることにしよう。それにしてもブドウの房の7〜8割はダメになり、残念で仕方がない。同じ失敗を二度としないように・・・。
8月2日、ノコギリクワガタのペア 袋を外した正常なブドウの房。ブルームと呼ばれる白い粉が各粒に付着しているが、虫に犯されるとブルームがなくなり、粘り気のある液でギトギトしてくる。
これまた驚きのお客様がやってきました。

害虫のカブトムシやクワガタムシと一緒にやってくる
アカボシゴマダラ さんは大歓迎!!!

オオムラサキさんも来てくださ〜〜い。
   
(203)ブドウスズメの幼虫
例年このスズメガの幼虫にブドウの葉を食い荒らされて困っていたところだが、今年(2015年)はカブトムシ騒動でスズメガの幼虫についてはほとんど目に止まらなかった。この幼虫が目立ちだすと、ブドウ棚を揺するとボタボタと落ちてくるくらいになる。 殺虫剤を使いたくなるのだが、薬剤は使用しないようにしているのでただ手で取るしか方法はない。
   
(204) モンクロシャチホコ
 サクランボの害虫
 意外にいろいろな種類のガの幼虫による攻撃が多いようだ。一番気になるのはイラガだが、アメリカシロヒトリやモンクロシャチホコなどもよく見られる。年によって差異があり、今年(2015年)は、モンクロシャチホコがリンゴとともに頻繁に見られる。


   
 (205)オビカレハ
サクランボの害虫
サクランボが色付くころ、決まって葉先にレース状の食痕と蜘蛛の巣のような巣をつくって集団で生活する。一見アメリカシロヒトリに似るが、幼虫の目立つ黒斑が特徴。大きくなると、灰青色の比較的大きな毛虫になるが、毒をもたないので安心して処分することができる。放置すると木全体に広がり、大きな被害を与えるので、幼虫が小さなときにこまめに処理するとよい。

オビカレハの卵

終令まで集団で生活する
   
(206)アメリカシロヒトリ  
サクランボの害虫。桜の木には、毎年必ずと言っていいくらい激しい食痕を見せる。我が家の庭には殺虫剤や殺菌剤を撒かないので、害虫による侵略は甚だしく、気が付いた時には間髪を入れず枝ごと切り取ることにしている。それにしても、桜の木は害虫の宝庫のようだ。  
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(その1)  我が家の庭を訪れるチョウたち   現在49種
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(C)我が家の庭を訪れるチョウたち(招からざる客を含めて)
 (その2) 庭で観察した蝶の興味ある行動 
 (その3)     我が家の庭に棲み着いたチョウ 現在20種
(1) ジャコウアゲハの生態
(2)アカボシゴマダラの生態
  (2-1)アカボシゴマダラの生態 我が家での生態観察と越冬幼虫の観察
  (2-2)アカボシゴマダラの生態 夏型の生態観 
(3~5)並アゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハの生態
(3-6)ゴマダラチョウの生態  
(3-7)その他のチョウの生態
モンシロチョウ、ルリシジミ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、
ヤマトシジミ、キタキチョウ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、アサマイチモンジ、スジグロチョウ、
コミスジ
  (その4) トラップいろいろ
(その5) 幼虫の飼育便利グッズ
 (その6) 我が家を訪れるチョウの食草一覧(庭に自生・植栽している食草)
 (その7)  アゲハチョウの仲間 幼虫の比較
 別項目 我が家のバタフライガーデンをめざして
   バタフライガーデンを代表する花々(推薦)と、その花を訪れるチョウ
 付録 世界のバタフラーガーデン
  下野市で見られるチョウ

 我が家のバタフライガーデンをめざして
   ミツバチやチョウに優しいガーデニング

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