我が家の庭を賑わす果物

 我が家の庭で獲れたフルーツを使った
 ジャムの作り方・レシピ (2)-2
 
ジャムを長持ちさせるための注意・滅菌の方法とジャムの保存(ジャムを作る前に)  
 ジャムの作り方・レシピ (1)-1 我が家の庭で獲れたフルーツを使った
1 アンズジャム 2 ブラックベリージャム  3 ブル−ベリージャム 
4  びわジャム(改定版あり) 5  リンゴジャム  ルバーブジャム
ジャムの作り方・レシピ (1)-2 我が家の庭で獲れたフルーツを使った
7 ブドウジャム 8 リンゴとサツマイモジャム 9 ガーデンハックルベリージャム
 10  ローゼルジャム 11  キウィジャム     
ジャムの作り方・レシピ(2)-1 我が家の庭以外から手にいれた果実で作った
(1) イチゴジャム  (2) リンゴジャム  (3) 梅ジャム 
 (4) 柚子ジャム(ママレード) (5) 梨ジャム (6) 柿ジャム 
 ジャムの作り方・レシピ (2)-2 我が家の庭以外から手にいれた果実で作った
(7) 甘夏ジャム(ママレード)   (8) 花梨(かりん)ジャム (9)  ミカンジャム
 (10)  ミカンママレード  (11) ポポージャム (12)  ラズベリージャム
 (13) ジューンベリー        
我が家の庭以外から手にいれた果実で作ったジャムのレシピ
(7)甘夏ママレード
突然の友人の訪問を受け、そのお土産に、両手に提げた大きなビニール袋に溢れんばかりの甘夏を頂いた。私は思わぬお土産に狂喜乱舞、すぐさま甘夏のママレードつくりを始めることにした。 かつて大失敗した経験がある甘夏のママレード、今度こそはと以下のレシピを書き出し、頭の中で何度もシュミレーションをしてジャム作りを始めた。今回はフードプロセッサーを使用するなどの変更点もあるので、いろいろな突発的変更などが起こるかもしれない。
2017年2月21日、ママレード作製
材料
甘夏 10ケ(総量2960g)
砂糖 (正味:皮+身の重さの45%)
保存ビン 1000cc 1ケ、500cc 2ケ  
方法
1) 水でよく洗い、ふきんでよく拭き取る。
2) ヘタを切り取り、皮に十文字の切れ目を入れ4枚にむく。
3) 白ワタをぺティナイフで切り落とす(不完全がよい)。
3) フードプロセッサーで、皮を1mm厚に刻む(全皮量の約60%)。
4) 刻んだ皮を鍋にいれ、かぶるくらいの水を入れて強火に
  かけ、沸騰寸前にザルにあげて冷水で晒す。
5) 水を加えもみ洗い。4)5)を繰り返す。
6) 味見をして、苦ければ水で揉み洗い。皮の重さ:466g

7) 身の薄皮を取る。 重さの測定:1284g 
8) 種は別に採取。小鍋に種を取り、スレスレに水を張る。 
9) 鍋に刻んだ皮と身を入れ、ひたひたになるほど水(700cc)を加える。
10)砂糖(1284+466=1750g Sugar 780g、44.5%)を入れて1〜2時間ほど放置。
11)初めは強め、そして中火で40分ほど、皮が柔らかくなるまで煮込む。
12)小鍋にとった種を火にかけてとろみ(ペクチン)を出しておく。
13)ペクチンを混ぜてとろみを増す。
14)消毒したビンに分注する。
結果 抜群の味。 大満足! なかなか上手く固まった。

2017年2月23日、
2月21日のジャム作りがとてもうまく行ったので、残った甘夏を用いて再度ジャム作りに挑戦した。今回は、皮を少なめにして、身の分量を多めにした。
材料 刻んだ皮 332g、 薄皮を剥いた身 1608g  合計重量 1940g
    上白糖 1940 x 0.45 = 873g
刻んだ皮と薄皮を剥いた身をなべに移し、上記分量の砂糖を加えて混ぜ合わせ、2時間放置する。この時、21日のときに比べてかなり大目の水が溶出してきた。種から煮出したペクチン(約200ml)を加えたことから新たに水を加える必要はなくなった。今回もまた、大成功。問題はママレードのとろ味感で、これもうまく行ったようだ。
500ml x 2本、 250ml x 3本
 (8)花梨(かりん)ジャム
 友人が甘い香りを放つ大きな花梨の実をもって来てくれた。「かりん」と言えば、果実酒としての焼酎漬けくらいしか思いつかなかったが、とても美味しいいジャムを作ることができるという。そこで早速レシピを調べ、そのジャムを作ってみることにした。
 2018年11月23日 かりんジャムの作成

材料
花梨  個  全量1000g(皮と芯を除いた総重量)    
上白糖  450g(総重量の40%)    レモン汁 大匙 3
保存ビン 500cc 3本、250cc 1本 

方法
1)実をよく洗い、果実の両端を切り取る。
2)固い実の皮をピーラーでむき、果実を8等分に縦割りし、芯を種ごとえぐりとる。皮と芯&種はとりおきする。
3)皮をとった実を、フードプロセッサーで細かく砕く(千切りにした)。

4)皮と芯&種の部分を、ひたひたより少し多めの水で10分ほど煮る。花梨のエキスが溶け出してとろみのある溶液になるので、この液をふるいで濾してジャムを煮詰める鍋に取り出す。
5)果実総重量のおよそ45%の砂糖をとろみのある液を入れた鍋 に加え、砂糖が溶けきってから細かく砕いた花梨の実をいれる。花梨の実は少しずつ橙色に染まりだし、また、とろみがますます強くなっていく。底がこげないように、弱火でかきまぜ続ける。 
6)あまり煮詰めないうち(約25分)に、とろみが強くなってジャムが完成する。
7)電子レンジ(600W)で約8分滅菌した瓶(蓋はプラスチック製のもの)に詰める瓶は蓋を外して電子レンジにかける。決して金属蓋をレンジにかけないこと
8)ジャムの入った瓶を逆さにして約30分(瓶口の滅菌)。瓶を元に戻して完成
9)ジャムの量はおよそ1400ml (450ml 3本、250ml 1本)。
作った当日はかりんの渋みが残っているが、日が経つにつれて渋みがまろやかにまってくる。
2019年1月8日、1ケ月半後に開封し、試食した。心配していた渋味はみごとに消滅し、今まで経験のない特徴のある味が印象的。結果的に、とても美味い。このジャムは、毎年作ることにしよう。

長期間保存するときには、酸化を防ぐためジャムを瓶の上部まで入れるほうが良い。写真は少し少なめに入っている。
注意:滅菌された鍋やジャム瓶の中に雑菌が入らないように、かき混ぜたり、ジャムを瓶に入れるときに、素手をなべや瓶の上にかざさないようにする。室温で1年間保存可能。滅菌失敗でカビが生えてきたらその部分を取り除き、冷蔵庫に入れてできるだけ早く食べるようにする(自己責任で)。
 
(9) ミカンジャム
ご近所の庭には、温州ミカンがたわわに実っている。このミカンはさほど甘くはないというので、ジャムを作ることを目的に頂くことにした。実は、ミカンジャム作りは私の夢でもあった。美しい黄金色の、とても美味しいジャムができることが期待される。 
2019年11月19日 ミカンジャム作り
材料
温州みかん   15個 1530g (実のみ、 1351g)            
砂糖  250g (実の重さの約18.5%)     レモン汁 大サジ 3杯   

方法
@ミカンをサッと洗い、沸騰水に30秒から1分間浸けて皮を実から浮かす。
Aミカンを沸騰水から取り出し、冷水に移す。
Bミカンの皮を剥いてワタとスジを取り除き、実を横半分に切る。
C半分に切った実を鍋に移し、ブレンダーで破砕する。
D破砕した実を5分間加熱する。
E加熱した実をもう一度ブレンダーで破砕し、アク取りで実を掬いながら白く目立つ大きな皮の塊を取り除く。
Fレモン汁と砂糖を加え、良く撹拌する。
G攪拌しながら加熱を続け、煮詰める。約20分間。

結果 250ml 4本     これは・・・美味い、本当に美味い。
(10) ミカンママレード
柑橘類のママレードにまずいものはないはず。そこで上記の温州ミカンを用いてママレードも作ってみることにした 
2019年11月20日 ミカンママレード作り 
材料
温州みかん 4個  434g    
   みかんの実  353g    みかんの皮 4個+2個 115g (刻んだもの)   総量 468g    
砂糖   187g(総量の40%)       レモン汁 大サジ 2杯   

@ミカンを皮と実に分ける。
A皮を2~3o幅に刻み(長さを揃えるとできあがりが美しい)、刻んだ端からたっぷりの水につける。
B果実を半分に切り 房袋(薄皮)ごと5mm幅に切る。
C果実をブレンダーで破砕する。
D刻んだ皮は水を換えながら洗い、ザルで水を切る。繊維が壊れるので絞らない。
Eたっぷりの湯で2〜3分煮たら茹でこぼす。
F茹でこぼした皮をよく洗い たっぷりの水でしばらく晒す。一部食べてみて 皮がまだ苦い場合は再度茹でこぼしてもよい(3回)。
G適度に苦味が抜けたら厚手の鍋に果皮と被るくらいの水を加え、軟らかくなるまで煮る。みかんの皮はもろいので、強くかき混ぜない。

H数分したら刻んだ果実、レモン汁、砂糖を加え、中火で全体がとろっとするまで煮つめる。検索では、皮を柔らかく仕上げるために砂糖を数回に分けて加えるようにするとあるが、全量を一度に投入しても問題はなかった。
I 混ぜ過ぎは煮崩れるので注意する。 
 結果 250ml 2本     これも・・・実に美味い。
 
(11) ポポージャム
友人からポポーの果実を頂いた。もちろん生ポポーを美味しく口に入れたが、ポポーの果実は保存が効かないとのことなので、ジャムにして保存の期間を少しでも伸ばすことにした。
2021年9月17日 ポポージャム作り 
材料
ポポー 460g (皮と種を除いた果肉のみ)
砂糖  138g (上記果肉の30%)
レモン汁 大匙 1 

方法
@ポポーのみの皮をむき、種を取り除く。
A鍋に入れて中火で煮て(およそ5)水分を少し飛ばし、砂糖とレモン汁を入れる。
B果肉がクリーム状になるまで混ぜながら、さらに510分中火〜弱火で煮つめる。
Cおよそ1015分で完成するので滅菌が十分とは言えないことから、冷蔵or冷凍保存し、一旦蓋を開けたらできるだけ迅速に消費するようにする。

結果  250mlの保存瓶  2

ぽぽーの風味がそのまま保存された、とてもおいしいジャムだ出来上がった。パンにのせても、ユーグルトに入れても、とても美味しくいただける。 
(12) ラズベリージャム
とても興味を持っていたラズベリー、庭に植えて毎年果実を収穫したいと思っていた。それまでに一度ラズベリージャムを作ってみたいと思っていたところ、あるスーパーで冷凍ラズベリーを格安で販売していたので急遽購入し、早速ジャムを作ってみることにした
2021年9月24日 ラズベリージャム作り 
材料
ラズベリー        500g
上白糖 (グラニュー糖) 200g
レモン汁         大匙 1 
方法
@冷凍ラズベリーを鍋に入れる
Aグラニュー糖とレモン汁を入れ、混ぜながら解凍されるのを待って弱火にかける。
B少し中火から強火にするとあくが集まってくる。
C短時間で煮詰まるので、滅菌を目的として弱火にしてでも15〜20分は沸騰させるようにする。
結果  250mlの保存瓶  2

冷凍ラズベリー

500gのラズベリーで、250ml瓶2本のジャムができた
ラズベリージャムは味・香りともに素晴らしい。 今後続けて作りたいと思い、早速ラズベリーの木を手に入れて、庭で大量のラズベリーを収穫する夢を見ることにした。
(13) ジューンベリージャム
我が家にもジューっベリーがあり、毎年実をつけているようなのだけれど、実が赤く色づき始めると野鳥に食べられるため、私の口には全く入らない状態が続いている。ジューンベリーを味わうのは夢のような話しで、ジャンにするなんて夢のまた夢であった。
ところが2023年6月1日、ガーデニング仲間から大量のジューンベリーが頂けることになり、ついにその夢が実現することになった。
2023年6月1日 ジューンベリージャム作り 

  収穫したてのラズベリー

   直ぐにジャム作りへ
 材料
ジューンべり        401g
上白糖 (グラニュー糖)  120g 30%
レモン汁           大匙 1 
方法
@ジューンベリーを軽く水洗いする。
Aジューンベリーをスロージューサーにかけて種を除いたジュースにする。
B鍋にジューンベリージュースを入れ、グラニュー糖とレモン汁を加えて、混ぜながら強火〜中火弱火にかける。
C短時間で煮詰まるので、滅菌を目的として弱火にしてでも15〜20分は沸騰させるようにする。実際には、5分ほどで加熱を断念した。
結果  250mlの保存瓶  2本(約半分量づつ)

完成したジューンベリージャム
加熱や砂糖を添加しなくても、短時間でゼリー状に固まるのに驚く。 すなわち、 短時間でジャムが完成することになる。滅菌が不十分と考えられるので、次回のチャンスがあれば、水を100mlくらい入れて、約20分ほどの加熱ができるようにしたい。
独特の香りがするとても美味しいジャムに仕上がった。
 
 
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我が家の農産物を利用した楽しみ
(1)-1 1.干し柿  2.芋ようかん  3.切り干し大根  4.カモミールティー  5.赤大根の酢漬け
(1)-2  6.ビワの種を用いた杏仁豆腐  7.キウリのピクルス
(2)  1. ソバ打ち 2.味噌作り(有機無農薬栽培の材料を使って) 
 (3)  1.きな粉   2. ポップコーン  3.柿酢  4.ラッカセイ  5. リンゴ酢   
(4)  1.サツマイモきんつば  2.豆乳サツマイモプリン 
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