我が家の農産物を利用した楽しみ(1)-1

1.干し柿 2.芋ようかん 3.切り干し大根 4.カモミールティー 5.赤大根・カブの酢漬け
 
(1)-1 1.干し柿  2.芋ようかん  3.切り干し大根  4.梅シロップ(梅ジュース) 5.赤大根の酢漬け
(1)-2  6.ビワの利用  6−@種を用いた杏仁豆腐  6-Aコンポート
7.ピクルス(キウリ・青トマト・赤ピーマン)
 (1)-3  ハーブティー
(2)  1. ソバ打ち 2.味噌作り(有機無農薬栽培の材料を使って) 
 (3)-1  1.きな粉   2. ポップコーン  3.柿酢  4.ラッカセイ  5 リンゴ酢 
 (3)-2   6.紅茶  7. ターメリック粉末  8.石焼きイモ 9.カボチャプリン   10 小豆あん   
 (3)-3  11. 柿の応用
(4)   1.サツマイモきんつば  2.サツマイモプリン 3. ポタージュスープ
 4.サツマイモのパイ
(5)  1.パイ     2.ケーキ      
 (6)  自家製米粉作りとその応用
 1. 自家製の米粉作りと米粉パン   2.米粉のケーキ   3.米粉ドーナッツ 
 4.米粉スコーン     5. 米粉ときな粉のクッキー  
我が家の庭で獲れたフルーツを使ったジャムの作り方 
 
 我が家の庭で栽培している(一部、ご近所から頂いたものを含む)野菜や果物を応用して作ったいろいろな「お楽しみ」を紹介する。その殆どは初めて試みたもので、ちょっと問題と思われるようなものがあるだろうが、繰り返すことによって少しでも進歩すれば良しとしよう。
1. 干し柿
 お隣の地所に放置されてる大きなシブ柿の木がある。毎年立派な柿をたわわに着けている美しい姿を拝見していた。今年、その柿を頂けることになったので、子供の頃に田舎(岡山県美作市)で作った干し柿を懐かしく思い出しながら、作ってみることにした。
とりあえず、10月15日に挑戦し、なんとか完成したものの・・・不安がよぎる。これでいいのだろうか・・・? でも、眩しい太陽の光のもとに鮮やかなオレンジ色の柿の実が映えた光景は秋そのもので、その美しさに感動すら覚える。干し柿は約2週間で完成し、まずは試し食い ・・・ いかにも干し柿らしい味がする(当然ですが) ・・・ その懐かしい味に感激。美味い・・・! 
その後、 柿さえ手に入れば毎年作ることにしている。
   
2015年10月15日、干し柿作り
材料
シブ柿     30ヶほど (種類不明、ちょっと小さめ)
 話によると、適期はカビが生えにくくなった11月に入ってからとのこと。
 11月に入って再挑戦した。

準備するもの
最初は包丁で皮むきをしたが、ピーラーを用いたほうが簡便で、さらに新規購入した皮むき器はもっと便利で最適。
吊るすヒモは麻あるいはビニール性のものを用いた。
 
 吊り下げた翌日 約2週間が経過して、既に食べ頃。 
方法
@シブ柿の枝を付け根からT字型に残して切り落とす。
A皮むき器(おもちゃのような製品だが機能的には十分)で、すべてのカキの皮をむく。
A-2 カビの防止のため、沸騰したお湯に10秒ほどつける。
B麻ヒモに結び目を作り、吊るした時に互いにぶつからないように固定する。
C雨の当たらなくて陽当りの良いテラスの下に吊り下げて干す。
  期間は2週間以上。長すぎると固くなるので、できあがるのを見越して適時に屋内に取り込む。
  1週間後くらいで、乾燥が進んだ頃に揉みほぐして中身を柔らかくする。
  カビの繁殖が心配なときは、日本酒or焼酎を噴霧するとよいとのこと。
注意:食べごろを過ぎて放置すると、干し柿は乾燥が進んでだんだん硬くなってくる。硬くなったものを揉み解して食する(子供のときの食感)のもよいが、適切な状況を維持するにはサランラップで包んで冷凍するとよい。
2017年11月3日 グッドアイデア・・・やじろべえ干し柿
自然を楽しむ会の友人S氏の庭から収穫された立派な渋柿をたくさん頂いた(写真左下)ので、早速干し柿を作ることにした。今回は、有機農業仲間のK氏考案によるやじろべえ干し柿。何のことだろうと疑問に思われるれるだろうが、柿を干すための簡単な金具を作ることで、以後、いたって簡単に柿を吊るすことができる。金具はホームセンターで針金を購入し、22〜23cmに切りそろえると、ラジオペンチを用いて写真のように折り曲げて成型(写真右下)する。この金具の両端の曲がった鈎の部分にそれぞれ一個の皮をむいた柿をひっかける。中央を持つとやじろべえになることは容易にわかることだが、沸騰したお湯にこのままおよそ10秒間つけて消毒したのち、結び目を付けたヒモにやじろべえの中央部を挟み込む。結び目を大きくすると、まっすぐ垂らしたヒモでも、両端に柿をぶら下げたやじろべえはバランスを保つことができる。両端にぶら下げる2つの柿は、よく似た大きさのもにするとよい。

頂いた、たくさんの渋柿

針金で作った干し柿用やじろべえ
張ったヒモに2つづつ並べて吊り下げたやじろべえ

2017年11月10日、1週間後の干し柿

揉み解して柔らかくした

 2017年11月19日、2週間後の干し柿 完成!

表面から蜜が 滲みだしている
2017年11月20日、再度・・・干し柿
上記干し柿が完成したとき、ヤジロベエのアイデアを頂いたK氏から、干し柿には最適の蜂谷柿をたくさん頂いた。そこで早速干し柿つくり。 ちょっと前につくったところだったので、いたって順調に進めることができた。そろそろベテランの域に達してきたかな。

再びつくった干し柿(写真右)
2.芋ようかん 
 2015年のサツマイモの収穫は予想以上。1つが1Kgになるような大きなイモがゴロゴロと獲れたものの、これほど大きなイモは料理の仕様が限られてくるので、お遊びのつもりで「芋ようかん」を作ってみることにした。レシピはご近所のオバサマから伝授して頂いたもの。
(1) 芋ようかん作り
2015年11月8日

材料

サツマイモ(アズマニシキ)  特大 1本 約 1Kg
  皮をむいて使用した量 900g
砂糖(上白糖) 75g、  塩  少々 

準備するもの
ピーラー、蒸し器、鍋(あるいはボール)、
マッシャー(押潰し器)、ステンレスのざる、 
シリコンへら、 ステンレス角形容器
 
 
方法
@さつまいもを厚さ1cmくらいの輪切りにする。
Aピーラーで輪切りにされたサツマイモの皮をむく。
B水に1時間ほど浸けて灰汁を抜く。
C蒸し器に入れ、約15分ほど蒸す。
 爪楊枝で芋が柔らかく蒸せていることを確認する
D蒸したイモを他の鍋に移し、マッシャーでを押しつぶす。
E押しつぶしたイモをステンレスのザルに移し、裏ごしする。
F砂糖と塩を加え、弱火を加えながら焦げないようにヘラでかき混ぜる。
  砂糖を加えて熱をかけると、かなり柔らかくなる。 
Gステンレスの型に移し、上から強く圧縮して型に詰める。
H粗熱を取った後、冷蔵庫に入れて冷却する。
(2) 舟和の芋ようかん作り (さいげん大介によるTV情報による)
以前に作った(上述)芋ようかんはとても美味しかったのだが、TVで舟和の芋ようかんが家庭で作ることができるという情報が放送されたことを聞き、早速そのマネをしてみることにした。
2016年11月4日

材料

サツマイモ(アズマニシキ)  大 2本 約 1.2Kg
  皮をむいて使用した量 1000g
砂糖(上白糖) 124g、  黒糖 16g(塊をブレンダーで粒に)粉寒天  12g    水  266cc    塩  1.33g 

準備するもの
ピーラー、蒸し器、フードプロセッサー、 耐熱性ボール
シリコンへら、 ステンレス角形容器
方法
@サツマイモを厚さ3cmくらいの輪切りにし、少し厚めに皮をむいて水に1時間ほど晒す。
Aサツマイモを鍋に入れ、サツマイモがかぶるくらいの水を注ぎ、火にかける。注意:水から茹でること!
 沸騰したら10〜15分茹で、ザルに上げて水気を切る。
Bサツマイモを少し小さく手で欠きながらフードプロセッサーに移す。多すぎる場合には2度に分けて処理する。
C上白糖・黒糖・塩をくわえた後、少し長めにフードプロセッサーにかけてペースト状にする。
Dペースト状になったイモを耐熱ボールに移し、ラップをして電子レンジ(600w)で3分加熱する。
E粉寒天と水を鍋に入れ、ヘラで混ぜて煮ながら寒天を溶かす。
F加熱したての寒天液を加熱されたいもに加え、ヘラでよく練る。注意:全て熱いうちに混ぜて練ること。
Gステンレスの型に移し、上から強く圧縮して型に詰める。
Hラップをかけ、粗熱を取った後に冷蔵庫に入れて冷却する。12時間以上は冷やし固めるようにする。
感想:本物に比べると少し柔らかすぎた感じがするが、味はなかなかのもので感激。こりゃあ、チョクチョク作ることにしよう。繰り返すことにより、技術もアップするに違いない。
 
3.切り干し大根
2015年12月22日、ご近所の農家からたくさんの大根をいただいた。20本ほどは畑に埋めて保存して適時生食として利用することにし、そして残りのさらに20本ほどは切り干し大根に用い、保存食として残すことにした。昨年、ご近所の農家から紹介された「切干突(切り干し大根専用スライサー)」を入手したので、切り干し大根がとても簡単で楽に作ることができる。
切り干し大根は、毎年の我が家の風物詩となっている。
切り干し大根つくり
12月22日

材料
大根5本(まずは・・・)
ピーラー、
切干突(専用大根スライサー:
   (田舎では、こんなに便利なものが販売されている)
  
方法
@大根の葉を切り取り、大根を水洗いする。
A大根の首と先端を切り落とし、胴部を二等分する。
Bピーラーで皮をむく。
C切干突で大根をスライスする。
 一本を処理するのに、5分とかからない・・・便利!
D天日で乾燥させる。
 天候にもよるが一週間以内には完了する。
E完成した切り干し大根を定量してビニール袋に入れ、保存する。

  
@
A
B
E
 比較的大きな大根一本で、これくらいの量になる 晴れると4〜5日で完成。比較的大きな大根1本で、およそ40g くらいの切り干大根(写真上)ができる。 
     
4. 梅シロップ(梅ジュース) 作り

 かつては庭に梅の木を植え、生った実を利用して梅酒、梅干、梅ジュースなどを作ったことがある。これらはそこそこ巧くできて楽しんだものの、結局はすぐに飽きて放置することになってしまった。さらには植えていた梅の木も、場所の確保のために処分することになり、梅とはほとんどお付き合いが無くなっていた。
一方、お隣のイチゴ農家のお庭にはには梅の大木がある。我が家とともにミツバチを飼っていることもあり、毎年、枝が垂れ下がるほど実がたわわになることで知られている。2~3年に一度、1Kg ほど完熟した実を用いてウメジャムを作ることにしているが、その程度の利用でしかない。しかし毎年、梅の実をこの梅の実を眺めていると、何かに利用しないともったいないと思うようになり、今年は夏に楽しめる梅ジュースを作ることにした。

2021年6月14日 梅シロップ(梅ジュース) 作り
材料  
ウメの実  2Kg (青梅とやや黄色に色づき始めた梅)
角砂糖 1Kg   グラニュー糖 1kg
   角砂糖とグラニュー糖を用いた場合の仕上がりの差を確認するため 
   (梅の実 1Kg  + 砂糖 1Kg)
保存用瓶 2
作り方
2021年6月14日
@     ウメを水洗してキッチンペーパーで水をぬぐい、爪楊枝でヘタを除去する
  落下した梅の実にはほとんどヘタが付いていない
A   ビニール袋にまとめて冷凍庫にいれて一晩冷凍する
2021615
B     保存瓶の消毒  電子レンジで500W 7分(自己責任で!)
C     保存便の温度が下がったら、角砂糖(グラニュー糖)を少し入れ、次に凍ったままで千枚通しで小さな穴をあけたウメを入れ、その後、砂糖とウメを交互に層状に入れる
D     発酵防止用に100mlの米酢を加える(2022年に補足)
E最低1ケ月は冷暗所で保存 
梅ジュースを取り分けた後、梅はそのままジャムに利用できる。 梅ジャムを作るには、この方法が最良と考えられる。

2021年 6月15日、準備万端の梅シロップ

2022年6月29日

2022年6月29日 僅か2週間で完成か 
 
2022年6月29日 発酵も抑えられているようだ
梅ジュース、梅ジャム共に、とてもよくできた。 味もさることながら、とても簡便で、経験上最良の方法と言ってもいいだろう。
角砂糖とグラニュー糖との違いは、実のところ、味と見かけ(色彩)においては区別がつかないほどでした。 ただ、上白糖を用いた場合には瓶の底に砂糖が層になって、溶け難いようなので、1〜2度かき混ぜる必要がある。
5.大根・カブの酢漬け 
ご近所から頂いた赤大根を用いて酢漬けを作ることにした。昨年の年末にも同じような経験があり、とてもうまくできて、
気をよくしていた。
(1)赤大根の酢漬け
作り方
@中くらいの赤大根 1本
A流水でよく洗う
B幅約3mmに輪切りにし、さらにイチョウ切りにする
C軽く塩もみし、およそ30分後、柔らかくなったところでしっかりと水切りする。
D水で塩を洗い落とす。
E甘酢を準備する。
 穀物酢 大さじ 5 砂糖 大さじ 5  塩 少々
 昆布  1cm X 10cm 5枚くらい
F保存ビンに大根を移し、甘酢を流し込んでよく混ぜる。
一晩おくと、大根がピンクに染まる ・・・ はずが、さほど染まっていない。味はとても良いので失敗ではなさそうなのだが、
季節によるものなのだろうか? 
2018年10月26日
赤ダイコンの酢漬けを作った。2ケ月後のお正月への早すぎる準備とも言えよう。これはとても上手く仕上がり、味も見栄えも良好。ただ、ちょっと、いや、かなり詰め過ぎたかな?

チョット小さめの赤大根を2本使用

すべてを1Lの瓶に詰め込んだ
(2)大根の酢漬け
2016年12月30日(ピッタリ 1Lガラス瓶用)
材料 大きめの大根半分(皮をむいた重さ 600g)、 にんじん 50g

作り方 
@大根とニンジンを流水でよく洗い、ピーラーで皮をむく
A大根とニンジンを縦半分に切り、幅2~3mmにスライスする
B大根とニンジンの薄切りを混ぜ合わせ、塩を3~4つまみ くらい加えて揉み、およそ30分後、柔らかくなったところで水切りする
C水で塩を洗い落とし、しっかりと水切りする
D甘酢を準備する
  酢 200cc  砂糖 大さじ8  鷹のツメ 1本
  昆布 5cm×3cm 2~3枚ほど 柚子の皮 少々
E保存ビンに大根を移し、甘酢を流し込んでよく混ぜる翌日には食べることができる。

(3)カブの甘酢漬け 
2017年6月14日(ピッタリ 1Lガラス瓶用)
材料 中カブ 2ヶ(皮をむいた重さ 500g)
作り方 
@カブを流水でよく洗い、ピーラーで皮をむく
Aカブを縦半分に切り、幅2~3mmにスライスする
Bカブをボールに移して塩を3~4つまみ くらい加えて揉み、およそ30分後、柔らかくなったところで水切りする
C塩を水で洗い落とし、しっかりと水切りする
D甘酢を準備する
  酢 200cc  砂糖 大さじ8    鷹のツメ 1/2本
  昆布 5cm×3cm 2~3枚ほど   柚子の皮 少々
E保存ビンにカブを移し、甘酢を流し込んでよく混ぜる翌日には食べることができる。
これは・・・美味い!
2017年12月19日、聖護院カブの甘酢漬け
夏のカブ甘酢漬けに成功したのに味を占め、お正月に向けてのカブ酢漬けに向けて聖護院カブを栽培した。果たして驚くほど大きな聖護院カブが大量に収穫を迎え、処理するのに一苦労。遅ればせながら、12月の中旬になってようやく甘酢漬けの製作に入った。 材料 小さめの聖護院カブ 1ヶ(皮をむいた重さ 500g)
作り方 
@カブを流水でよく洗い、ピーラーで皮をむく
Aカブを縦半分に切り、幅2~3mmにスライスする
Bカブをボールに移して塩を3~4つまみ くらい加えて揉み、およそ30分後、柔らかくなったところで水切りする
C塩を水で洗い落とし、しっかりと水切りする
D甘酢を準備する
  酢 150cc  砂糖 大さじ4    鷹のツメ 1/3本
  昆布 5cm×3cm 2~3枚ほど   柚子の皮 少々
E保存ビンにカブを移し、甘酢を流し込んでよく混ぜる翌日には食べることができる。以前のカブの酢漬けより、少し甘さ控えめかな。これは・・・本当に美味い! 
(1)-1 1.干し柿  2.芋ようかん  3.切り干し大根  4.梅シロップ(梅ジュース) 5.赤大根の酢漬け
(1)-2  6.ビワの利用  6−@種を用いた杏仁豆腐  6-Aコンポート
7.ピクルス(キウリ・青トマト・赤ピーマン)
(1)-3  ハーブティー
(2)  1. ソバ打ち 2.味噌作り(有機無農薬栽培の材料を使って) 
 (3)-1  1.きな粉   2. ポップコーン  3.柿酢  4.ラッカセイ  5 リンゴ酢 
 (3)-2   6.紅茶  7. ターメリック粉末  8.石焼きイモ 9.カボチャプリン   10 小豆あん   
(4)   1.サツマイモきんつば  2.サツマイモプリン 3. ポタージュスープ
 4.サツマイモのパイ
(5)  1.パイ     2.ケーキ      
 (6)  自家製米粉作りとその応用
 1. 自家製の米粉作りと米粉パン   2.米粉のケーキ   3.米粉ドーナッツ 
 4.米粉スコーン      5. 米粉ときな粉のクッキー  
我が家の庭で獲れたフルーツを使ったジャムの作り方 へつづく
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