我が家の庭を賑わす果物(その3)

 
  我が家の庭で栽培している果樹。私はもう年を取っているので、小さな木を植えて大きく育つのを待つほどのゆとりはないと感じ、できるだけ大きな木を購入するようにしている。最も長く栽培しているもので足掛け四年(3冬)を経て、それらしく大きく育ってきている。しかし、結実はというと、購入した時には果実がついてきているほど大きな木だったものの、翌年にも翌々年にも果実はならず・・・と、結局、成果が出るには相応な時間が必要となることに気がついた。急がば回れ・・・ですね。
 
 主な果物  
  その1-1        
1  ビワ 田中 アンズ 平和 キウィフルーツ 
ヘイワード♀とトムリ♂
4 ネクタリン 5 サクランボ 
鮮紅ナポレオン・金印佐藤錦
  その1-2        
 6 ブドウ デラウェア・巨峰ヤマブドウ        
  その2        
7 ブルーベリー 8 温州みかん 9 ヤマモモ
10  リンゴ
富士2001年とシナノスイート
11 ナシ 幸水と豊水 12 ポポー
  その3        
13 モモ 西王母とジャンボ白鵬 14 カキ 太秋 15 ブラックベリー
16  ジューンベリー 17 キンカン 18
    
13)モモ 西王母・ジャンボ白鵬  
連日の快晴と初夏のような高温に、4月1日頃から咲き始め、3日は満開となった。ミツバチ巣箱の脇にあり、ミツバチの活動を期待しているところだが、一向にミツバチが訪問している姿が認められない。どうしたのだろう。ももの花は蜜源として適切な花ではないのだろうか?昨年は人工授粉を試みたが、今年は放置しておこう。
 
 
 我が家のモモの木は3本。訳ありで、西王母を2本並べて植えている。今年は2本とも満開になった。むしろ、受粉用のジャンボ白鵬の花が貧弱に見えるくらい。モモの木はミツバチ巣箱の西側すぐ隣にあり、ミツバチが群れて集ってくれることを期待・予想していた。しかし実際には、よく観察しないと気がつかないほどまばらであった。果たして、決実結果は、写真のとおり巣箱に最も近い部分に集中し、同木の西半分、さらにはその木に触れるくらい西側に植えている同じ西王母(写真右)は、一つの果実も結実しなかった。ミツバチは意外にモモの花を好まないようだ。  
8月初旬、 数十個あった果実のほとんどが、袋の中で落下していた。残っているものは固く、まださほど大きくなっていないようで、収穫まではまだ長い道のりとなろう。
8月下旬、残った果実は5個程度。でもまだまだ硬く、成熟には程遠いような感じがする。
9月中旬、試しに一個を収穫したところ、果実は硬く色付きは悪い。普通なら成熟するまでもうしばらく待つのだろうが、ネットで検索したところ収穫は過ぎているとのこと。4〜5日過熟させると桃らしい香りが漂うようになり、食べてみたところ、味は甘味は強くかなり満足。まだまだ硬いのだが、その肉質は緻密で、いあままで経験したことが無いような舌触りで、これまた満足。今年は、もうこれ以上待つのをやめて、すべて収穫することにした。まともな果実をならせるには、西王母の栽培は難しそうだ。
14)カキ 太秋 
早く成果が欲しかったので、5年もの大きな苗木を注文したところ、10個以上の立派な実が付いた木が送られてきた。しかし、その後一度もなっていない。花が咲き、小さな実はたくさんつくのだが、その全てが落ちてしまう。専門家に聞いたところ、おそらくヘタムシという害虫によるもので、消毒する必要があるという。私の庭には殺虫剤を含めて、薬剤を撒かないようにしているので、どうしょうものか?
今年も、たくさんの花が咲いた・・・そして、たくさんのカキのベビーが・・・これから先が問題だ(写真右)。
でも、ご近所ではほとんど消毒されていないという。毎年たくさんの果実がなるが、消毒しないで落果しても適当に残るのでちょうどいいという、とてものどかな回答に感心した。なるほど、これくらい寛容な気持ちにならないといけないのだろう。
 
ご近所の柿は特に消毒薬を撒くことなく実が見事になっている。ひと夏の移り変わりを観察したところ、実際にはかなり大量の若い実が落ちているのを確認した。おそらくヘタムシによる障害はかなりあるものの、落下した果実をはるかに上回る数の果実が育ったものと考えられる。しかし、成果の数が少ない比較的若い木や、既存の木よりも軟弱と思われる新品種の木ではヘタムシを撲滅する殺虫剤が必要になるものと思われる。我が家の柿木では ・・・ 待つしかないか?  
   
2015年 6月中旬、
ヘタムシを心配しながらも、実は大きくなりつつまだ着いている。でも、大分落ちたかな? どこまでもつか・・・。
2015年9月下旬、
今年は、とてもたくさんの果実が生ったように見えたが、やはりヘタムシによるものか、それらの果実は次々と落ちていった。しかし例年になく黄色く熟して美しく映える果実が見られる。
2015年10月15日
生っていたカキの果実がポトポトと落ちていくので、全てを収穫することにした。前日に試し取りをして、その味は十分に甘味がのっていることを確認している。
大きさは太秋らしくかなりのもので、近隣で見られるカキより一回りは大きいように見える。嬉しいですね、ようやく自宅の庭でなったカキを賞味できるのです。秋だ・・・・!
今年は全部で10数個 ・・・ 私は充分に満足しているのですが。来年はもっとたくさん生ればいいな。
 
 15)ブラックベリー  
2014年春に、市のイベントで頂いた。30~40cmほどの小さな鉢植えだったが、1年でものすごく大きくなった。破天荒に伸びるので、始末に困るほど。果実(ブラックベリー)は夏に伸びた新しい蔓につくというので、今年はたくさんの成果が望めそうだ。
 
   
  
2016年5月13日
   
本当にたくさんのブラックベリーの実がついた。  花は遅れても次から次へと咲き、その度ごとにミツバチにお力で実が着いていく。黒くなって食べられるようになるまでにはかなり時間がかかりそうだが、確実に成果があがりそうだ。これまた・・・楽しみ。朝の食卓を賑やかにしてくれそうだ。  
 
6月30日、ブラックベリーの実が熟し始めた。
  6月中旬。実の粒が大きく育ち、色付き始めた。実はその名のとおり真っ黒になるわけだから、まだまだ時間がかかりそうだ。気が遠くなるほど先の話だ。 ブラックベリーは熟すのに時間がかかり、それぞれの実の熟す時間が微妙に異なり、収穫が厄介な果実と言える。 熟すと、実に触れるとポロッと落ちてくる。果実はサイトで見た写真のものと比べると、かなり大きそうだ。特に肥料も与えていないのに? 本当にブラックベリー? 甘酸っぱい味はOK。
  
 
 7月中旬、ブラックベリーの収穫期になったようだ。でも、熟した果実は一気に収穫できず、2日おきぐらいに熟したものを選んで収穫する必要がある。果実はそのまま生食もできるが、大半は冷凍庫に蓄えてジャムにすることにした。今年は激しい雨が長く続いたことが原因と考えられるが、熟し始めた果実にカビが生えることが多いようだ。  
  熟してきた果実の半分以上に、カビを含めた病気の症状が出ていることにショックを受けている。 サイトを検索するとブラックベリーの果実は降雨に弱く、悪いことには成熟期が梅雨時であることから、雨避けが必要であったらしい。来年以降に考えることは別にして、カビが生えたり腐ったようになって落ちてゆく果実に悔しい思いをしている。
少し状態のいいものを集めてジャムを作ることにし、収穫した果実を冷凍しながら蓄えることにしている。

   
病気の症状にはいろいろある。まともな果実は本当に少ない・・・。ガッカリ!
2015年7月22日、ブラックベリージャム作り

冷凍保存していたブラックベリーを取り出し、ジャムを作った。
ブラックベリーの総量は1280gで、約35%の砂糖(やや少なめ)を加えた。ブラックベリーは比較的硬い種が多く含まれ、その除去が問題になるが、粗目のフルイを用いて除去を試みたもののやはり難しい。どちらかというと、種の除去はあきらめた・・・ということになるが、果たして、とても美味しい素晴らしいジャムが完成した。種については、私は気になりません。
450ml 2本 と250ml 1本 のジャムができあがった。
 
2015年11月5日 ブラックベリーの剪定と枝の整理
通常の果樹より一足早くブラックベリーの剪定と枝の整理を行った。昨年真冬に剪定を行ったが、矯正しようとした大切な主枝をおってしまった苦い経験がある。真冬は枝が硬くなって矯正は困難と思われることから、少し早い時期に選定を行うことにした。昨年実をつけた枝は枯れるとのことで、すべて切り取り、暴れ狂っていたツル状の枝を整理してフェンスに固定した(写真下)。昨年に比べ枝は倍以上に殖えているので、来年は今年より更に大きな成果を期待している。何しろブラックベリージャムの評価は高く、今から大きな期待が寄せられている。
 
 2015年11月5日

ブラックベリーの整理を行ったとき、4〜5本の脇枝を鉢あげし、その1本を庭の北東に位置するフェンスに植え付けた。果樹の成果を期待するというより、フェンスの目隠しをすることが目的。冬になると陽当りが悪くなるので、生育は芳しくなく、また、結実もあまり期待できないだろう。
 
2016年12月、
今年も十二分に活躍してくれた、東フェンスのブラックベリーの枝を整理した。枝を細かく固定していた紐を外し、昨年結実した枝を切り落として整理した後、新しく伸びている枝をフェンスに固定した。また、北フェンスで育っているブラックベリーは生育が良く、全体的には東フェンスのブラックベリーよりも大きく育っている。来年度は今年の倍以上のブラックベリーが収穫できる予定・・・希望的観測。この北フェンスのブラックベリーについても、細かな小枝は剪定し、主軸を考慮しながら全体を整理してフェンスに固定した。

東フェンスのブラックベリー

北フェンスのブラックベリー
2017年のブラックベリーは大豊作(写真左下)。7月に入ると、東と北のフェンスでは、たわわに実ったブラックベリーの収穫が始まった。 収穫は期待以上の収量で、1回の収穫はおよそ3Kg (写真右下)。このような収穫が、およそ10回くらい続く。ジャムやヨーグルトソース作りには有り余って・・・少しづつ小分けして冷凍保存することにした。

2017年6月中旬、大豊作を予感させる。
 
1回の収穫、およそ3Kg。
 16)ジューンベリー  (未確認)

市のイベントで今年(2015年)の5月に配布された。
さて、いつになったら実がなるのでしょうか? 
まあ、ゆっくりと待つことにしよう。


 

ジューンベリー開花

熟し始めたジューンベリーの果実
 2016年4月20日、ジューンベリー開花(写真上)
植樹して約一年、木は順調に成育し、思いがけなくたくさんの花を咲かせた。 配布されたとき、さほど大きな木ではなかったので、花が咲くには数年を要するものと思っていた。わずか1年で花が咲き・・・こんなにたくさんの・・・その数の多さに驚いた。こうなると、その結実が楽しみとなり、収穫を期待するようになってしまう。ミツバチさんが好きそうな花なので、観察を続けるようにしよう。
2016年6月10日、 熟し始めたジューンベリーの果実
少し前からジューンベリーの実が赤くなり始め、熟し始めたのに機が着いていた。しかし、一向に真っ赤な実を見ることがない。そこでよく調べてみると、実が赤くなりはじめると直ぐにスズメなどの野鳥に啄ばまれているkとがわかった。ブルーべリーよりも激しく襲われるようだ ・・・ 野鳥にはとてもお気に入りの果実のようだ。今年は諦めることにして、次回には早めにネットで保護することにしよう。
17)キンカン 
2018年1月、有機農業の仲間から、キンカンの甘露煮をご馳走していただき、とても感銘を受けた。さらに、キンカンは生でも甘露煮でも、とても健康に良いとのことで、意を決して我が家の庭にも植えることにした。早速、近くのホームセンターに出かけ、色々あるキンカンの中から種なしキンカンを手に入れることにした。キンカンを口にすると、粒の大きさにそぐわないほどの大きな種がたくさん含まれていることを思い出したからだ。でも、実際にキンカンの実が生るまでにはどれくらいかかるだろう。ちなみに、一緒に甘露煮をご馳走していただいた仲間は、さっそく種をまいたという。種から生長した木にキンカンが実るよりは早いだろう。
 
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 我が家の庭を賑わす果物(その4) 果樹の選択・栽培についての注意(経験)へつづく 
 我が家の庭で獲れたフルーツを使ったジャムの作り方・レシピ
我が家の農産物を利用した楽しみ 
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