ベトナムのパフィオペディルムNO.9

トピックス!!!  新種の紹介

(18) ベトナメンセ ( Paph. vietnamense )

新しく発見されたパフィオ(NO12)参照

またまたベトナムから新種が発見され、オラフ・グルース氏(Mr. Olaf Gruss)とホルガー・ペルナー博士 (Dr. Holger Perner) により、Die Orchidee(ドイツの雑誌)で紹介されたことが、 1999年、1月13日に届きました。株は私が以前コンカラーの変種として紹介した大型の斑入り葉をもつものだったようです。花はご覧のとおりデレナティーにそっくりですね。大きく異なるところはスタミノードです。最後に紹介していますが,それから2日前(1月11日)にホンコンから写真(最後の写真2枚)が送られてきたことには興味深い物があります。ちなみに、中央の写真3枚はハノイから送られてきたものです。

Paph. vietnamense

Paph. vietnamense の
スタミノード


花芽は白い微毛がびっしりと生えている。花茎は極めてゆっくりと伸長するという。

Paph. vietnamense の株(私はコンカラー・spと誤解していた)。


花のNSはおよそ11cmくらいあり、白い眉毛が密に生えたステムは15 ~ 20 cmくらいあるそうです。花の色彩は、濃さなどについて個体変異が多そうですね。下の写真はPaph. sp の株。これは以前に紹介したものですが、私はコンカラーの変種の1つだろうと思っていました。まさか、パービセパルムの花が咲くとは思いませんでした。ご覧のように、株はどちらかといえばブラキペタラムの形態です。

No.10 へつづく

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