番外

ベトナムのパフィオペディルム NO.4

1998年6月16日、ベトナムから新しく発見されたパフィオペディルム2種の写真を送ってきました。これほど次ぎ次に新しい品種が発見されるのも不思議な感じがするもので、ここにその2種を紹介し、コメントを加えることにしました。必ずしも新しい品種と言えないかも知れませんが、新種かも知れませんし、新しい変種かも知れません。まずは、新しいニュースとして捉えて下さい。

Paph. sp 

これは、はっきり言って解りませんね。ヒエピーのアルバム個体ではないでしょう。葉の幅が広いが、ウォルテリアナム(ハイナンエンセ)のようでもある。この株の実物を見ることと、花を見るまで結論を下すことはできませんね。


Paph. concolor (コンカラー)

この株は、間違いなくコンカラーと思われます。ベトナムのように縦に長い国では緯度に応じて色々なコンカラーの変種が見られるようです。この変種(?)はやはり中国に近いところで採集されたもので、株が大きく葉は丸いタイプのようです。花の確認はされていませんが、いわゆる中国産コンカラーやコンコベラチュラムにどれほど似ているかが楽しみです。でも、以前にも良く似た株を見たことがありますが、花は普通のコンカラーでした。

ベトナムのパフィオ(NO.5)につづく

ベトナムの風物詩へつづく

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