ベトナムのパフィオペディルム NO.5

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(15) ミクランサム ( Paph. micranthum )

つい先日(7月31日), ベトナムでミクランサムが見つかったという報告がJAVECOのパフィオ研究班から届きました。花が咲くまでは断定ができませんが、以下の写真から判断して間違いなくミクランサムでしょう。本当に次から次へと見つかるものですね。このミクランサムが他の(中国)のミクランサムに比べてどのような差異があるか楽しみですね。
このミクランサムは、エマーソニーが分布する地域から発見されたそうです。どのような環境なのか詳しくは解りませんが、さらに詳細な報告を待っています。

株の大きさ、葉の形態と模様、シースの形態など、どれをとってもミクランサムですね。 デレナティー(ちょっと小振り)との比較。その差は歴然でしょう。

1999年、3月9日。ハノイからベトナム産ミクランサム(上記)の花の写真(左)が届きました。中国で最も新しく発見された変種ganxiと極めてよく似た個体のようです。即ち、ポーチ(リップ)が白色系で、花全体の色彩も淡い感じです。でも、花の形はなかなか良いようです。個体変異もあるでしょうが・・・。この品種もまた、早くフラスコ苗が公式に輸出できるようになるのを期待しています。

ベトナムのパフィオ(NO.6)につづく

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