ＡＣＷＪ　西日本支部主催　第76回　例会報告
日時　2008年12月21日 (日曜日）

場所：八幡市　四季彩館　2階
時間　午後1時〜午後5時
出席　会員　19人(内　東1名）　　見学者4人
出品株　C.walkeriana 113株　(tipo 61 perola & albescens 37 coerulea 14　nobilior　1)

ワルケリアナの季節到来で非常に多くの株数が集まり、Tipoでは山の風味あふれる個体（concolor,venosa、小型整形花）　
から、雫型の個体では、Feiticeira(2個体）　FeiticeiraIwashita　Feiticeira(MC)　Adonis（2個体）　MillianSuzuki（2個体）など
が比較でき、また実生ではAMに認定された濃色の入賞花など出ました。
Perolaでは多くの素晴らしい実生からの花と共に、suaveの Oswald Cassola の満作の個体などが出ました。
好みにかかわらずほぼ全ての人が十分ワルケのよさを満喫できる会場は、日長、会員の丹精の花々の良い香りが立ち込
めていました。
和中さんの講演は、ノビリオールのマトグロッソの自生地を今年のお盆前に訪問された時のお話で、ともかく桜のように花
が咲き乱れている場所や岩に着生している特殊な場所の写真200枚以上を次々にテンポ良く紹介いただき、往復の航路
の説明を聞いていると、自分もすぐいけるような気分になりました。ただし10日はかけないと往復に4日かかるみたいで現実
には、かなり思い切る必要があるようです。自生地はホテルも簡単なものしかなく、現地でのお金はほとんどかからないと
いうことでした。
印象的であったのは、あの強靭なノビリの株のTop2バルブ以外は葉が無く、そのうちの多くがすでに枯れていると言う自生
状態でした。本当に乾季はめったに雨が降らないみたいです。質問もこのためか根の状態に関するものがあいつぎました。

株市のあと、審査の小崎さんから、入賞花、リボン賞、人気投票上位、栽培賞、審査員特別賞の説明がありましたが、今回の
大量の素晴らしい花にたいして、各賞を選ぶむつかしさをぼやかれていました。これには同感します。特にtipoは激戦区で
昨年の例会なら、リボン賞に選ばれるような花が優に10株以上あったと思います。

今回は大阪、神戸、名古屋等の蘭の会との日程が重なり、参加されたくとも他の会での役割等からやむなく欠席された方
もあったようで、今後の日程の設定としては、やはり12月23日の天皇誕生日が良いと思われますが、今年は会場の都合
でやむなく、21日の開催となりました。

次回は年を越して、カトレヤ原種なんでもの新年会が12日に四季彩館であります。出品花も株市もカトレヤ原種一般なんでも
ありです。

では　来年またお目にかかりましょう。　良いお年を。

開始前のひと時	非常に多くの花が...	ノビリオール自生地訪問
小崎審査委員長の入賞花解説	C.w f coerulea 'Rancho Sereno'

C.w 'BV L'	C.w 'BV M'	C.w  'Feiticeira'
C.w 'Juel de Silveira'	C.w f. coerulea 'Edward Hiro'	C.w f.coerulea
C.w f.suave 'Oswald Cassola'	C.w f.perola 'DoubleHill 'x ('TokyoNo1'xself)	C.w natural f. concolor