みなさんの投稿による

すばらしいパフィオ、珍しいパフィオ、
そして、変わったパフィオ

イン−I・シュウ さん (台湾)

2000年の2月に、台湾でもデレナティーのアルバムの花が咲きましたので紹介します。おそらく台湾では始めてのアルバムの花だと思われます。


ロナルド・セティワン(USA,Cal)

 トシ(私のことです、田中)、昨年の秋にカルフォルニアで開催された蘭展で、素晴らしい花を見たので紹介しましょう。

Paph. Dollgoldi ' Monte de Oro'  FCC/AOS & CSA

この花の個体名は ’モンテ・デ・オロ’で、金山を意味します。 この花はASOでFCC と CCM を受賞し, 1999年の10月に開催されたニューオータニ蘭展で、CSAからゴールドメダルを獲得しています。

栽培者: Orchid of Los Osos

トシからの返事: 本当に素晴らしい花ですね。栽培もスゴイ。これがドームのラン展にエントリーされたら、最優秀賞を獲得して、副賞の200万円とメルセデス・ベンツがもらえたかも知れませんね。ありがとう、ロン。


Paph. concolor ' Ayumu '  

”あゆむ”さん(神奈川県横浜市)
メール:aysuzuki@cac.co.jp

花の形も色彩についても、なかなか・・・すばらしいコンカラーです。さらに、3輪咲きなんですよ。ブラキペタラムを交配に用いると、交配相手にポリアンサを用いても着花数にほとんど期待できません。でも、このように多輪系の選別個体を用いると、もっと多くの花を着けるようになるかも知れません。そのような意味でも、この株を交配にうまく使いたいと思っています。


ベトナムからデレナティー・アルバムのニュース 

1999年9月、ハノイからデレナティー・アルバムの写真が届きました。ベトナムでは葉が紫紅色の色素を持たない緑色の個体がいくつが発見されていますが、そのほとんどは上記のようにポーチなどがわずかにピンクを帯びる不完全なアルバムだそうです。しかし、 JAVECOでは完璧なアルバムと思われる個体を選別してセルフクロスしたところ、苗はわずかにしか取れなませんでしたが、フラスコから出して一年も満たないうち(株はNSが10cm似も満たないほど小さななものだそうです。)に下のような純白に花を咲かせました。この結果から、セルフクロスした親株は完全なアルバム個体であると言うことができます。やはり、アルバム個体はあるものなのですね。

Paph. delenatii v. album


Paph. fairreanum 'Diamond Bar' HCC/AOS 990924

ロナルド・サティワン(USA,Cal)
私は、昨年(1998)の1月に、オーキッドゾーンから10本のフェイリアナムの開花株を1株10ドルで購入しました。そのうち7株は友人に分けてあげたのですが、残りの3本が今年咲きました。幸運にもその内の一つがご覧のようにすばらしい花を咲かせ、先日のAOS審査会でHCCに入賞しました。最高です!

Paph. conco-bellatulum
'Sonose' HCC/JOS 75 pts.
安富 秀彦 (徳島市)

NS. 7.9 cm, DS 5.6 cm。パフィオを始めて1年。始めて審査に出して受賞できた記念株です。色、形ともに十分とは思えませんが、私にとってはかけがえのない株です。去年の3月に初めて買ったブラキで、ビギナーの劣悪な栽培条件に耐えたばかりか、初受賞までもたらした孝行娘です。先生のホームページを真似して、浅鉢(丸底の鉢を探したのですがありませんでした)に植えています。

Paph. Kevin Porter
(micranthum x bellatulum) 
      内田 正比古

凄い花でしょう。濃色で、これほど大きな花を咲かせるケビン・ポーターはまず無いでしょうね。全ランの仲間の田代さんが交配したものです。他の兄弟株に比べてこの株だけは特別に早く大きく育ちました。両親は、両方とも全ランで入賞した花を使っています。ミクランサムは’ピンク・モンスター’ AM / AJPOSです。ポーチにカラーブレークが出ましたので、審査には出しませんでした。

Dr.たなかのコメント:確かに本当に凄い花ですね。まともに咲いたらFCCに入賞するともっぱらの評でしたが、確かにその通りだと思います。国内の趣味家による交配からこのようなすばらしい花が咲くようになると、交配を志す多くの趣味家の励みになるでしょうね。ボクもガンバラなくっちゃ。


NO.3につづく

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