皆さんによる意見・希望・質問コーナー

 一般の皆さんによる、意見、希望、質問とそれに対するご返事をを掲載するコーナーです。写真を付けた質問なども、お待ちしています。希望される方は、メールでお送り下さい。若干の編集を加えることがあるかも知れませんが、その内容と返事を公開いたします。ただし、質問そのものに問題がある場合には公開できないことがありますが、ご了承下さい。お待ちしております。

河合博司 ( Mr. Hiroshi Kawai )

山梨県東山梨郡勝沼町菱山3129の9
e-mail:hiroshi@ed.asahi.com

Q:アルメニアカムの黄色の花を咲かせたいと思っているのですがうまくいきません。春に小さなつぼみらしきものを確認したのですが、その後腐ってしまいました。水遣りなど、四季を通しての管理法を教えたください。

A:アルメニアカムやミクランサムなど、中国産のパービセパルムの仲間に含まれる種の生育や開花の条件は比較的似ているようです。しかし、これらの条件はまだ不祥なことが多く、同じような悩みをお持ちの方がたくさんおられるようです。パービセパルムの中でもアルメニアカムは最も北(寒いところ)に分布しているため、他のパービセパルムに比べると特に栽培などに特徴があるようです。基本的に、パービセパルムは水を好みます。夏の直射日光は明らかに強すぎますが、比較的明るい条件を好みます。夏の夜は風通しが良くて涼しいところが良いでしょうね。春から秋にかけて順調に育つと、秋口には既に蕾を付ける株が多く見られますし、少なくとも冬の間に蕾ができて大きく膨らんできます。問題は、この時期の環境にあるようです。私もさまざまな栽培場件を注意して観察していますが、確実な方法を会得している訳ではありませんし、自信を持っているわけではありません。しかし、いわゆる分布している地域の環境に類似しているような条件の所では花は上手く咲いているようです。まず、栽培場件としての気温ですが、昼間でも15〜20度、夜間には10度前後が良いと思われます。生育地ではもっと過酷な条件のようですが、小さな鉢の中で隔離して栽培されている株には過酷すぎると思われますので、もうすこしマイルドな条件の方がよいと考えられるからです。そして、次に、昼間の太陽です。冬の太陽の光が十分に当たることが好ましいとされています。しかし、温室栽培をしている状態で、太陽の光を十分に当てて温度を比較邸低く保つ、特に、昼と夜との温度差をあまり大きくしないような条件を作ることは極めて難しいと思われます。このような条件のなかのどれかが許容範囲を超えると蕾が黒くなって花が飛んでしまうのだと思います。私は、昼と夜との温度差や、それに伴う湿度の大きな変化が最も大きな原因だと考えています。農家ではトマトやキュウリの栽培で、少しだけ夜間の温度を上げて栽培しているようですが、このような条件の方がアルメニアカムやミクランサムには良いのではないかと思っているのですが・・・。明確な回答にはなっていないと思いますが、先にも述べましたように私にも自信がないからです。これからも観察を続けて、適切な回答が得られましたら報告したいと思います。

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