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Sl. Lohengrin
Sl. Lohengrin = Sl. Red Doll x Soph. Arizona (2001) Registered by Hotta

Sl. Lohengrin

〔交配親〕
Sl. Red Doll 'No.21" X Soph. Arizona 'No.81'

〔特 徴〕
草高は約5cmの小型種です。主に冬咲きだと思います。コクシネアよりやや丸弁濃赤色の花を開き、光にかざすとキラキラ光る花弁に魅力を感じました。葉の形はコクシネアよりやや丸みを帯びていて、バルブはコロッと膨らむタイプです。葉の色はわりと薄めでひ弱な感じがしますが、根はやや太めでコンディションさえ良ければしっかりと伸びてくれるようです。コクシネア同様春からの休眠が長く、秋も遅くに新芽を伸ばす性質が強いので、肥料を与える時期は他のカトレアとは区別した方が良さそうです。全般的にレッドドールよりもアリゾナの血を強く受け継いでいるように感じます。左の写真は購入当時の開花株を写したものですが、それ以来2年も花を咲かせてくれません。今春、思いきってコルクに着生させてみたところ、根の張りがとても良くなりました。バルブが丸型で水分を多く蓄えられ、根もしっかり太めなのでコルク着けの潅水・乾燥サイクルが適しているのかもしれません。


〔入手先〕
写真の個体は1998年に大阪大丸で開かれた蘭展の展示即売会で購入。生産蘭園の名前は忘れました。

 
〔育て方〕
  • 植え込み : 購入時2.5号鉢にミズゴケ植え。現在はコルク着け
  • 置き場所 : 4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などにぶら下げます。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
  • 水と肥料 : 6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。休眠期には肥料を与える必要はなさそうです。夏を越して成長を始めたら、寒くなる前まで2000倍以上に薄めたハイポネックスを月に数回、水やり代わりに与えています。
〔栽培履歴〕
1998年1月  開花株購入
1999年4月 2.5号鉢植え替え
2000年4月 2.5号鉢植え替え
2000年5月 鉢から抜いてコルク着けに挑戦
2001年7月 コルクにしっかり活着し新芽・新根が順調に生育中


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