「第4回国際シンポジウム・アジアのランの多様性と保全」のお知らせ

The 4th International Symposium on Diversity and Conservation of Asian Orchids

 筑波実験植物園で開催する国際シンポジウムに、ことしもラン懇話会は第58回大会として共催いたします。今年のテーマは「亜寒帯アジアのランの多様性」、「ラン科多様性保全の統合アプローチ」です。つくば蘭展2008も同じ会場で12月7-14日にかけて開催中です。つくばエクスプレス開通で都心からうんと近くなりましたつくばに、ぜひお出かけください。参加ご希望の方は参加申し込み票[PDF]にご記入の上、12月5日までにファクシミリか電子メールで予約をお願いいたします。

会 期 12月13-14日
会 場 国立科学博物館・筑波実験植物園 研修展示館3階
つくば市天久保4丁目1-1
電話: 029-851-5159
FAX: 029-853-8998
ホームページ:http://www.tbg.kahaku.go.jp/
会 費 入園料(一般300円)のみ
共 催 国立科学博物館筑波実験植物園 ラン懇話会
後 援 植物園自然保護国際機構 国際自然保護連合ラン専門家グループ日本支部 つくば洋蘭会

プログラム

12月13日(土)13:30-16:10

  • 13:30-13:35
    挨拶
    加藤雅啓(国立科学博物館筑波実験植物園)
  • 13:35-14:10
    「アツモリソウ属とパフィオペディルム属の受粉システム」
    (ルオ・イーボ 中国科学院北京植物研究所)
  • 14:10-14:45
    「遺伝子が語るランの花形の多様化の仕組み」
    (ツァイ・ウェンチ 台南国立大学)
  • 15:00-15:35
    「極東ロシアのラン—多様性・分布・生態」
    (イリナ・タタレンコ モスクワ教育大学)
  • 15:35-16:10
    「温帯地生ランの分布に及ぼす菌根菌の役割」
    (リチャード・シェファーソン ジョージア大学)
  • 16:30-18:30
    IUCNラン専門家グループ・ミーティング
    アツモリソウ属についての最新の話題(ホルガ・ペルナー 黄龍国立公園)
  • 19:00から
    歓迎会
    (一般 4000円、学生 2000円の予定)
    当日の参加希望は若干名のみ(一般 5000円)受け付けます。

12月14日(日)9:30-16:20

  • 9:30-10:40
    「統合的手法によるラン保全:中国四川省黄龍国立公園における事例」
    (ホルガ・ペルナー 黄龍国立公園)
  • 10:40-11:20
    ポスター発表
     
  • 「レブンアツモリソウと共生する保全を目指して」
    • 12:50−13:20
      「レブンアツモリソウは絶滅しないのか?生態と遺伝から考える」
      (河原孝行 森林総合研究所)
    • 13:20−13:40
      「レブンアツモリソウの自然史」
      (高橋英樹 北海道大学)
    • 13:40−14:00
      「レブンアツモリソウの受粉システム:実を結ぶための工夫」
      (杉浦直人 熊本大学)
    • 14:00−14:20
      「レブンアツモリソウ自生地復元を目指した共生菌分布調査と、そこから見えてきた共生菌の本性」
      (幸田泰則 北海道大学)
    • 14:20−14:40
      「レブンアツモリソウの保全に有効な管理枠組みを考える」
      (庄子康 北海道大学)
    • 14:40−15:10
      「総合討論」
      (コーディネーター:河原孝行 森林総合研究所)
  • 15:20−16:20
    「礼文島のランと自然」
    (宮本誠一郎 写真家)
  • 16:50から
    懇親会
    シンポジウム会場で催します(一般1000円、学生500円の予定)