AJOS 2017年6月例会から

阿部 良信 (YOSHINOBU ABE)
写真1
Paph. tigrinum


写真2
Paph. urbanianum

写真3
Paph. Wossner wolke

1 Paph. tigrinum  澤井 眞史
ペタルが恥ずかしがって向こうをむいていますが、ペタル基部から上辺の美しいフリルが出る個体にペタルの反転が見られます。ドーサルのくっきりした太く濃い3本線の模様が乱れず、面白いコントラスト。

2 Paph. urbanianum  上野 幹雄
フィリピンの原種、地味な花ですが左右によく張った ペダルと先端の朱色が濃く、グリーンの筋が美しい。子猫が首を傾げているように思えて何だか癒されました。

3 Paph. Wossner wolke (hangianum × emersonii)  斉藤 保
ラベルにはhangianumとありましたが石橋さんから「おそらくemersoniiとの交配種」との指摘がありました。
すると清水さんが「Wossner wolke 」と断定、お二人に脱帽です! たしかに香りは薄かったもののemersoniiの香りでした。
私が初めてemersoniiを咲かせたとき、Paph. にも香りのあるのだ!と驚きました。今ではmalipoense 、最近ではhangianumが咲くたびに良い香りを楽しんでいます。どなたか香りのあるniveumが開花しましたら、是非お知らせください。








写真4
Paph. godefroyae var. leucochilum


写真5
Paph. liemianum
写真6
Paph. esqurolei

4 Paph. godefroyae var. leucochilum  斉藤 正博
色もべったりと厚く黒く、形も大きさも整ってなんと素晴らしい!20年前の入賞花とは比べ物にならない、こんな株一つ手に入れたいと思ってしまいます。(編集部より:毎月の例会にご出席下さい。会長のご厚意で突然、株市に破格値で出品されることがございます。)

5 Paph. liemianum  石橋 洋二郎
形も色も大きさも整った魅力的な花ですね!コクロペタラム属の種名は忘れましたが東京ドームの蘭展で高芽が出ていたのを思い出しました。Paph.の高芽はどんな環境条件で出来るのかトライしてみませんか。

6 Paph. esqurolei  和田 洋
久々にエスキュロレイの花を見ました、大株にそだっていますね。全蘭はご夫妻そろい同じ蘭栽培の趣味をもたれている会員が多くて、羨ましいかぎりです。温室内の陣地争いは起きそうな予感がしますが(笑)








写真7
Phrag. manzurii


写真8
Den. Tokimeki

写真9
Phaeatia plantaginifolia

7 Phrag. manzurii  和田 キミ子
ピンクの愛らしい小さい花で1輪開花、1輪蕾でしたが、そこがまた可愛いらしさを強調しているようだ。
コロンビアで発見され2008年記載、形態はschlimii と似ておりお目に掛れない新種。

8 Den. Tokimeki  中島 文子
本当にときめいてしまうピンクの可憐な花。下垂栽培を試したとか・・バルブが気持ち良く長く伸びている。2010年RHS登録の最新品種。Den.Omokage を使ったhercoglossumの戻し交配、花付き花持ち抜群のセッコク系交配種。

9 Phaeatia plantaginifolia  渋澤 宏司
ルーペで見ても花の形が分からないほど小さな花 花茎に何輪咲いているのでしょうか? 写真をどなたか数えて下さい。
属も種もさっぱり分りませんが面白くランの多様性に驚かされます。








写真10
Epicyclia Mabel Kanda


写真11
Bulb. phalaenopsis


写真12
Bulb. phalaenopsis 'Tsukuba'

10 Epicyclia Mabel Kanda (cordigera x paniculatum)  武井 直義
花色は地色が緑、濁りがなく綺麗な花ですね!香りもほどよくあって癒されます。カラムを除いて、リップは濃ピンク、淡ピンク一色などバラエティに富んだ花が咲いています。

11・12 Bulb. phalaenopsis  伊藤 忠夫
わぁー でか! 2株を並べて見られるなんて・・今日、例会に来てよかった! このグリーンぽい花はJOGAの「死肉の臭いを放しハエをよぶ」本当かな〜花に鼻を近付けると臭い、畑にまく鶏ふん堆肥のようだ。 するとハエが一匹、花に止まった。
(黄色の色彩個体‘Tsukuba’は、JOGAの審査にて花色はオーレア又はセミアルバとでも呼びたくなる様な非常に珍しい花色のため、審査員合議の結果JCと認定。AJOSにて2015年にCBM認定、いずれも非常に珍しい色彩)



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