京都　京田辺市　澤井邸　
平成27年　05月31日 pm 1：00〜pm4：00
(May 31, 2015)

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参加者総数：16名
会員：16名　見学者：0名
( East：0　West：16　Visitor：0 )

出株数品：18（plants）
 walkeriana　2株
(princeps：2 )
nobilior 16株
(tipo：2 amaliae：14  )

本日は澤井会長のご自宅を使わせていただき例会を行ないました。澤井会長のお宅は非常に由緒ある古いもので正式には「国指定重要文化財澤井家住宅」と呼ばれています。例会を行なった土間は天井が高く立派な太い柱で、外は既に初夏の陽気なのに、それを忘れさせてくれる涼しさでした。また奥に見える座敷も端正な日本家屋のたたずまいで、庭にある温室が邸の主と時代の変化を写しておりました。アマリエもやや終わりかけているのか出品花が少なかったですが、レベルの高い花が多く出品されていました。HCCに二株が入賞しました。そのほか本日はワルケリアナのプリンセプス変種が2株出品されていて、本日の議題はこの地域変種についてでした。プリンセプスは、開花時期が今頃である、葉をともなったバルブから開花する、などの特徴があり、亜種にするように主張するむきも有るようです。また、通常のワルケリアナとは分布が異なるため自然では交配されることがないので、人為的に普通のワルケリアナと交配するのは、あまり良い趣味とは言えないと思われます。このあたりの事情はノビリオールの普通種とアマリエの交配と同じ考えです。先月にのべました違う川の蛍に対する顰蹙をご参照下さい。また、プリンセプスには今のところあまり良花はないようです。入賞花の説明の時には、今回人気投票の3位以外の全ての賞の独占をはたされた福田さんが多くのヒントを惜しげもなく披露していただきました。印象に残ったのは、バルブが何本も鉢からはみ出た株の根は栽培場では長く下に伸びているのを出品に際しては、鉢底よりやや上までに切り詰められていることです。そうすることで根が付け根から折れるのを防止するのが大切といわれていました。付け根から数センチも根が残っていると直ぐに新しい根が分岐してくるが、付け根を傷めると決して根が復活しないと言われていました。交換会は今回もノビリオール中心に「咲けば入賞レベル」の良い株が多数出ていました。次回はもう次年度で11月の23日に行ないます。それでは皆様次年度まで良い栽培を。
（文責CS）                                  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                       

メダル審査
HCC/ACWJ 78p C.nobilior var. amaliae 'Conning Tower'  （1花茎3輪）　福田隆行さん W
HCC/ACWJ 77p C.nobilior var. amaliae 'Play Marker'  （1花茎2輪）　福田隆行さん W

リボン審査
◇amaliae 部門
Blue Ribbon
C.nobilior　Conning Tower(natural x 'Perfection') 1 (1花茎3輪)　福田隆行さん　W
Red Ribbon
C.nobilior　(natural x 'Perfection' ) 2 (1花茎3輪)　福田隆行さん　W
White Ribbon
C.nobilior　'Play Marker' (natural x 'Perfection' ) 4 (1花茎2輪)　福田隆行さん　W

人気投票 (Popularity vote)

第1位 C.nobilior　'Conning Tower' (natural x 'Perfection' ) 1 (1花茎3輪)　福田隆行さん　W
第2位C.nobilior　'Play Marker' (natural x 'Perfection' ) 4 (1花茎2輪)　福田隆行さん　W
第3位 C.nobilior　'Sandra'(1花茎3輪) 吉田喜八郎さん W

＊Ｅ：東日本支部　Ｗ：西日本支部

審査員
審査議長：広岡孝雄さん
正審査員：　古巣貢さん　豊田勝弘さん
準審査員：　吉田喜八郎さん　村上博秋さん