京都　八幡市　四季彩館　２階
平成27年　04月29日 pm 1：00〜pm5：00
(Apr 29, 2015)

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参加者総数：18名
会員：18名　見学者：0名
( East：0　West：18　Visitor：0 )

出株数品：27（plants）
 walkeriana：3株
(tipo：2 perola：1 )
nobilior 24株
(tipo：9 coerulea:1 amaliae：14  )

ノビリオールの季節となりましたが、tipo（マットグロッソ）とアマリエの端境期に当たったようで出品花がやや少なくこじんまりとした感じの例会となりました。しかし、かなりレベルの高い花が出品されていてHCCに二株が入賞しました。ともにあと一歩でAMという花でした。
本日の議題はマットグロッソとアマリエの交配に関してでした。基本的にはこの二つの地域変種は分布が異なるため自然では交配されることがない非常に人為的な交配であり、あまり良い趣味とは言えないと思われます。最近では地域変種の重要性がクローズアップされており、勝手に違う川の蛍を放流したりすると大変顰蹙を買います。その心の延長では、ありえない交配と考えられます。ただ園芸という観点からは地域の違うtipo同士の交配などは、また別の考えもありうると思います。純粋のマットグロッソ株、純粋のアマリエ株、両者の交配株を花の特徴や、バルブの特徴によってある程度は初心者でも区別できそうですが、実際の株に当たってみると、アマリエでありながらバルブがかなりすっきりと細いものもあったりで、花が咲かないと区別は難しいと思われました。花が咲けばリップの縦の筋の鮮明さでかなりアマリエの血の濃さがわかるようですが、やはり数多くの花を見ないと確信をもって判断するのは難しい場合が多々有りそうです。交換会はノビリオール中心に「咲けば入賞レベル」の良い株が多数出ていました。やや早めに例会は終わったのですが、時間のある人は、その後も冷菓などでを食べつつ、蘭談義に花を咲かせました。次回は澤井会長宅で PM １時からになります。飲料や食料はご持参下さい。古い日本の伝統的な屋敷だけでも見学に値すると思われます。
（文責CS）                                  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                       

メダル審査
HCC/ACWJ 79p C.nobilior var. amaliae 'Chioe'  （2花茎4輪4蕾）　福田隆行さん W
HCC/ACWJ 79p C.nobilior var. amaliae　'Carnis Major' (1花茎3輪）　
村上博秋さん W

リボン審査

　◇nobilior　tipo　部門
Red Ribbon
C.nobilior ('Olympus' x self) (1花茎2輪）　中村一仁さん W
White Ribbon
C.nobilior　fma. coerulea  natural (1花茎3輪)　豊田勝弘さん W
◇amaliae 部門
Blue Ribbon
C.nobilior　(natural x 'Perfection')(1花茎2輪1蕾)　中村一仁さん　W
C.nobilior　'Chioe'(natural x 'Perfection')(2花茎4輪4蕾) 福田隆行さん W
C.nobilior 'Perfection' (1花茎2輪） 福田隆行さん W

人気投票 (Popularity vote)

第1位 C. nobilior var. amaliae 'Carnis Major'　(1花茎3輪)　村上博秋さん W
第2位C. nobilior var. amaliae (natural x 'Perfection')(1花茎2輪1蕾) 中村一仁さん W
第3位 C.nobilior　'Chioe'(natural x 'Perfection')(2花茎4輪4蕾) 福田隆行さん W

＊Ｅ：東日本支部　Ｗ：西日本支部

審査員
審査議長：広岡孝雄さん
正審査員：　小崎敏明さん　豊田勝弘さん
準審査員：　吉田喜八郎さん　村上博秋さん
研修審査員：　田中貴行さん