2000年を振り返って (2000.12.31)

気が付いてみるとこのコーナーも半年ぶりの書き込みです。
今年は日本ワルケリアナ協会の設立のため、後半の半年を費やし、11月に東京、12月に京都での例会までこぎ着け無事運営を開始しました。

 思い起こすと大阪単身赴任時代に、関西(奈良、岐阜、姫路等)での原種の会に刺激を受け、東京に戻ったら C.walkeriana の会を作ろうと思ったのがきっかけの一つでした。2月11日の岐阜羽島でのカトレヤ原種フォーラムの席上で「年末までには発足します。」と公言しスタートしました。
そんな中ブラジルで1998年9月に出来た C.walkeriana の会(ACW)の日本支部を作ろうとの動きが出てきて、C.walkeriana の世界に幾つもの会を作るより、いっそのこと一つに纏める方向で、5月に本格的な準備に入りました。発起人の一人として全国各地の C.walkeriana の愛好家に声を掛け、アンケートや準備会の開催等で、運営方法や会則等について議論を重ね、9月15日に設立集会を開催し発足しました。

 5月の時点で年内に例会開催の目標を定め、逆算して設立集会の日程を設定し、それに間に合わせるべく賛同者の皆さんと議論を進めたのですが、半年間を振り返ってみると、殆ど予定通り進みました。
これは賛同者の皆さんのご尽力と、会員の皆様のご協力のお陰と感謝しております。有り難う御座いました。
 年末の時点で会員数も111名と、設立集会での初年度目標の100名を3ヶ月で超える事が出来、順調に輪が広がっている様です。

 それにしても新たに会を作るのに、これほど手間が掛かるとは予想以上でした。それも全国版の会になると組織運営、意志決定方法等も仲々難しく、今後の会の運営にも一工夫が必要だと感じています。少なくとも初年度は試行錯誤の連続になると思いますので、暖かいご支援をお願い致します。

 最後に、公私ともお忙しい中、会長職を快く引き受けて頂いた澤井さんと、西日本支部のまとめ役としてご尽力頂いている廣岡ご夫妻に感謝致します。今後とも宜しくお願い致します。
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掲示板の削除について (2000.5.24)

 先日も掲示板に「非営利の余剰株の頒布」の書き込みがありました。個人的に興味のある内容であったのでメールで資料を取り寄せてみました。送られてきたカタログ形式の資料は(当人がプロかどうかは別にして)営利的内容と判断し、その書き込みを削除しました。書き込まれた方には削除の理由を説明したメールを送りました。


結果的に片寄った情報を掲載してしまうと、個人のサイトとは言っても、なるべく客観的な意見このウェブサイトの位置づけも
この考え方は、このウェブサイトに限らず他の掲示板やチャットでも一貫しています。他の方々は、それぞれの考え方で商品名や業者名を書き込んでいますが、それをとやかく言うつもりは有りません。

世界らん展日本大賞の入賞花について (2000.2.27)

 大賞は上田さんの マスデバリア コクシネアでプロ以外での初の大賞受賞という快挙でした。 またカトレヤ原種部門では、大型種はなかなか見応えが有りました。
  一方でワルケリアナは少々寂しい受賞風景と感じたのは、私だけでしょうか? チポのBM入賞花は全てペンデンティブ系でした。今の時期にチポが咲くのは希なので、ペンデンテイブの血が入り丁度蘭展時期に開花する株が多いのです。 数年前まではアルバ ペンデンティブの子供達が数多く入賞していた事を思い出します。
 昨年のカトレヤ原種部門の審査では、ペンデンティブ系と思われる個体が全て入賞からはずれ、個人的には気持ち良く鑑賞したことを思い出しました。
 東京ドームの審査は、蘭の各種団体の審査と異なり、毎年審査員のメンバーが変わるようです。フェスティバルだからお祭りと割り切ってしまえば良いのかも知れませんが、原種の愛好者としてはもう一つ割り切れません。時代の流れに反して「一歩後退」の感がします。
 何れにしても、ハッキリとした指標がないのが問題なのでしょう。
 早い時期に結論を出したいものです。

【補足】
 個人的な見解としては C.walkeriana var.alba 'Pendentive' は C. walkeriana という名前の原種としては、花、株等の特徴、交配結果等からC. walkeriana としては、極めて疑わしい個体だと思っています。その為
Sato's TOKYO WALKE-CLUB では<ペンデイティブ系>を付記して区別しています。
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BBS「秘密の花園」の開設について (2000.1.30)

 平成12年1月25日に新たに掲示板を設けました。
「秘密の花園」と言うタイトルで主に初心者の方を対象にしたものです。
今までの掲示板は「蘭の会議室」として、中級者以上の方を対象にした少し専門的な内容にして行きたいと思っています。以前の掲示板では色々な話題が混在し、書き込みにくい状況になっていた様に感じていました。
今回大家のCOCOさんの全面的な協力を得て、オープンする事が出来ました。COCOさんありがとうございました。
 タイトルは、インターネット上の会話はディスプレィに表示される文字だけで味気のないもので、参加される方が同じ空間をイメージして頂ければ楽しさも増すのではないかと考え名付けました。この花園では栽培に関する質問やおしゃべりで楽しんで頂き、個体の詳しい解説等は「蘭の会議室」の方で担当します。初級者や中級者の定義は有りませんので、適当に判断して頂いて書き込んで下さい。

尚 アイコンはご自由に選んでお使い下さい。またご自分専用のアイコンが欲しい方はその旨書き込んで下さい。大家さんに頼んでみます。
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「Dr.たなか」さんの掲示板から (2000.1.7)

 パフィオの初心者からの質問へのたなかさんの回答ですが、カトレヤ原種でも全く同じだと思います。急がず、慌てず、自分の目でしっかりと判断する事が大事だと思います。

 初心者の方へのアドバイスとしてお読み下さい。

 確かに蘭は他の草花に比べると高いですよね。でも、冬は温室の中で石油を食べさせて育てているわけですから、ある程度は仕方がないと思いますが。 もちろん品種や優良個体などによりますが、普通の原種(セルフやシブリング苗を含む)の 一部のものはかなり高い価格で販売されているものもあります。また、近くの会など に入られれば、安価で譲っていただけたり、無料で手に入れることもできるかもしれません。蘭の栽培は、品種の改良を含めてとても息の長い、深い趣味だと思っております。 要するに、決してあわてず、無理をしないことです。多くの初心者の方にはいつも言うこと なんです。状況をつかめない状態で、ただお金を使って無理をする方がたくさんおられます。 もう一つ大切なことは、信頼できる蘭友と業者を見つけることです。いずれにしても、一朝一夕 には行きません。ゆっくりと、しっかりと、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分なりの確信 をもって対処してください。急がば回れ・・・です。決してあわてる必要はありません。死ぬまで、長くおつきあいする相手ですから。必ず期は訪れます。】

 <注>転載了解済み
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2000年を迎えて (2000.1.1)

 Y2Kと呼ばれたコンピューターの2000年問題も、大きなトラブルも無さそうです。これも多くの関係者の御尽力のお陰です。このHPも無事に動いています。−感謝−

 インターネットの世界は飛躍的に拡大しています。HPも簡単に出来るソフトのお陰で益々増えています。HPを作る方も、見る側もまだまだ初心者なのでしょう。情報への接し方に違和感を感じる事が有ります。過渡期ですからトラブルは付き物です。これからは情報は間違いなく拡大して行きます。情報の洪水になるかも知れません。その多くの情報の中から自分で価値を見いだして、選別していく事が大事になっていくのでは無いでしょうか? 誰でも知っている情報や問題提起の無い話題では、多分選別されてしまうのでしょう。「真理は少数から始まる」と言う言葉も有ります。色々な情報を積極的に掲載して行きたいと思います。
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年末雑感 (1999.12.30)

 パソコンを購入してから1ヶ月、HPを作るのに2週間で、無理矢理語呂合わせの9月9日にオープンしました。
 オープンしてから早くも4ヶ月近くになります。HPも何とか格好が付いてきましたが、まだまだ書きたいテーマも多く、積み残した感じがしています。
 画像の方も以前に自分が撮ったスライドが整理されないまま山積みになっています。整理整頓は苦手なのです。デザイン能力と整理の能力は相反するのが定説の様なので、それなりに自分を納得させています。

 また 海外や国内の雑誌には多くの写真が掲載されていますが、著作権の関係で紹介出来ないのが残念です。

【画像について】
 銘品と呼ばれる個体はなかなか写真を撮る機会が有りません。展示会等に出品された際に撮る位です。花を見る機会が少ないと満作がどの程度なのか判断するのは難しいです。私のHPではなるべく多くの画像を掲載したいと考えています。同じ個体でもその時々で違った表情を表します。いくつもの表情を見ることで、その個体の普段の顔と満作の顔が分かってくると思います。

【個体名について】
 この世界で厄介なのは、異名同個体が多い事です。とにかく多いのです。
いろいろなケースが考えられます。

 ・株の所有者が変わるときに、正確に個体名を伝えない場合。
 ・個体名が有るのに違う名前を付ける場合。
 ・ラベル落ちなどの過失で個体名が不明になる場合。等々

 一度違う名前が付いてしまうと、同じ個体の証明をするのは殆ど不可能です。もう今以上に増やしたくないものです。
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