パフィオペディルムの新品種(その6)

 中国雲南省南部で雲南花卉研究所のフー・ソン・フア( Hu Song Hua )により新しく発見された自然交雑種 グルシアナム(X grussianum)が、ドイツの雑誌 Die Orchidee に掲載されました。この種名は、パフィオ、フラグミ、及び、胡蝶蘭の専門家として名高いオラフ・グルース博士( Olaf Guruss ) の名前にちなんでいます。

 この品種は、ヒルスティシマム v. エスキュロレイ( hirusutissimum v. esqurolei ) と パリッシー v. ダイアンサム ( parishii v. dianthum ) との自然交雑種と考えられています。 写真の通り、ちょうど両者の中間の花を咲かせているようですね。株はダイアンサムに似ており、長さ20~25cm、幅3~3.5cmの葉を3~6枚つけています。20cmくらいの花茎にNS 9 x 7 cm くらいの花を 1~2輪付けます。スタミノードは三角形をしていることから、ダイアンサムに似ていることになります。


予告

JAVECOのスタッフは8月にパフィオの調査のため山に入るそうです。どんな発見があるか楽しみです。写真もたくさん撮ってきてくれるように頼んでおきました。報告を楽しみにしていて下さい。

8月19日に報告と写真が届きましたので、早速リリースしましたクリック)。

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