NO. 74  Paphiopedilum bungebelangii by D. Metusala, 180106
 
 
インドネシアのスマトラ島から2種のパフィオペディルムの新種が発見され、EDINBURGH JOURNAL OF BOTANY、March、1-10、 2017に記載された。この2種はバーバタ亜属のパフィオペディルムで、スマトラ島北部のAceh Provinceでのみ分布している。
新種Paphiopedilum bungebelangiPaphiopedilum barbatum に極わめて関連していると思われる種であるが、大きく波を打つ黄色味を帯びた緑色のペタルには明確な太い濃緑色のスジが入る点でバーバタムとは異なっている。また、このペタルは、バーバタムに認められるほとんど黒色のイボや濃い桃紫色の色彩を欠いており、長卵形のドーサルセパルの幅は2.5cm以下で強く外に反り返り、スタミノードは広い長円形をしている。
葉は幅6.2cm、長さは23cmほどで、株あたり4~5枚。まっすぐに伸びる花茎は48cmにもおよび、花のサイズは 7-7.5cm x 9cm、ペタルは幅1-1.4cm、長さは4.7-5.5cm。 
  
Drawing by Destario Matusala
  Photo by Destario Matusala
 
Photo by Frankie Handoyo
 
 
 

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