(その7)

ベトナムで発見された新種ヘレナエを用いた交配の花が既にドイツで公開されました。

 このとても興味深い報告はドイツの友人、オラフ・グルース氏により送られてきたものです。オラフさん、どうもありがとう。
 この交配は未登録(ヘレナエとスクハクリ)で、有名な交配者フランツ・グランツさんによるものです。この初花の写真は世界で最初のヘレナエを用いた交配のものとなるでしょう。この株はヘレナエの交配らしくとても小さなもので、下に紹介しているスクハクリとバービゲラムとの交配グラソーエル・ツウェルグ(Paph. Grassauer Zwerg : sukhakulii x barbigerum) の花ととてもよく似ています。両方の交配は共に小さな株であることはよく似ていますが、花の色彩は全く異なります。パフィオペディルムの交配における将来の展望に、ミニチュアサイズの新しい世界が開けそうです。

未登録
( sukhakulii x helenae )の初花で、かつ世界で最初のヘレナエを用いた交配の写真。

写真(左 )は未登録(sukhakulii x helenae) で、右はPaph. Grassauer Zwerg (sukhakulii x barbigerum)の花。

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ちまたで見かけた珍しいパフィオと
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