ブラキペタラムを用いた交配種(その2)

バンダ・エム・ペアマン

Vanda M. Pearman
( bellatulum x delenatii )

Vanda M. Pearman
  ' The Giant '

 2000年の6月に咲いて選別されたバンダ・M・ペアーマンです。これも私の交配でT418から選別されたもので、P幅 5.2cm、NS11cmの極大整形輪です。

 選別個体を一つ一つ紹介するのが面倒くさくなるくらい多く選別しています。これで、バンダ・M・ペアマンの印象は以前とは大きく変わったものと思います。

' June ' 'Happiness' FCC/AOS ' Maki '

' Dreamy Maki '

' Maki' s Happiness '

’ドリーミー・マキ’と ’マキズ・ハピネス’は、今年初めて花を咲かせた私の交配(バンダ・エム・ペアーマン)です。これからも続々と優良な個体が選別されると思われます。共に極大輪で、共にペタル幅は5.2cmあります。株はまだ十分ではありませんので、さらによい花を咲かせると期待しています。

Vanda M. Pearman
  ' Maki's Treasure '

1999年の5月に咲いて選別されたバンダ・M・ペアーマンです。これも私の交配でT414から選別されたもので、上記 ’ドリーミー・マキ’と兄弟株です。こんなに色彩の異なる花が咲くのですね。この花も極大輪でP幅 5.2cm、NS 11cm あります。

自らの交配から続々と誕生するバンダ・M.・ペアマンの優良個体。新しい株が蕾を付ける毎にワクワクします

T418 ' Maki's Giant ' ペタル幅5.4 cm の極大整形輪

T416 ' Maki-Chan ' ペタル幅5.2cmの極大整形輪

T418 Vanda M. Pearman

' Maki's Round '

ペタル幅5.2cmの極大整形輪

1999年の6~7月になって、バンダ・M・ペアマンが続々と咲き始めました。その中から優良な個体を選別し、直ぐに交配に取りかかっています。まずは、15株ほど選別した中から、そののいくつかを紹介しましょう。ここで言う選別個体とは、特別に優良な形質がない限りペタル幅が5cm以上で、バランスの良い個体を意味します。

これらの選別個体は、一晩のうちに全て交配に用いました。さて、その結果は如何に。楽しみです。

' Maki's Choice '

' Sweet Maki '

' Maki's Toy '

'Maki's Anniversary '

' Maki's World '

' Maki's Jumbo '


Paph. ( bellatulum x Double Shot )
' Dreamy Maki '

アメリカの交配選別個体です。ベラチュラムの影響が強く現れた大型整形の花を咲かせました。ペタル幅5.1cmの巨大輪です。

Paph. Sierra Lace ' Dreamy Maki '

Paph. Sierra Lace ' Maki '
Paph. Sierra Lace は Virgo と Greyi との人気交配です。なかなか良形の Shiera Lace でしょう。特に ' Maki ' は文句無しですね。初花で、とても小さな株から咲いたため少々小振りの花となってしまいましたが、大きく期待ができる花です。でも、早速交配に使ってしまいました。

Dr. たなかのパフィオペディルムにもどる