第一回 合同会議 タイ

(その3)

  

審査の終了後、食事会です。会員のボランティアで手際よくご馳走が配られます。もちろんおかわりは自由。

 
   なかなか美味しそうでしょう。
 
昼食が終わると、私の講演です。
日本で開発されたブラック・リューコキラムノの成り立ちについて話しました。
 
   このラン展の直前に公開された新種 Paph. 
rungsuiyanum
の記載に関わった2人が登場し、この新
種について詳細な解説がありました。ラオスから大量に
入手した Paph. canhii に混じってこの新種が含まれて
いたそうです。というのも、株はほとんど同じなのです。
大きさなど、詳細に見ないと判別不能です。それにしても
両者はよく似たところに、よく似た株として自生していた
のには驚きます。さらに、花は全く異なる。しかし、両種
の深いつながりは容易に想像できます。いずれにせよ・・
・魅力的な、とても小さな花です。
講演が終わるとオークションです。数は多くありませんで
した。
   
 
最優良花が2種(交配種と原種)が選ばれました。交配種はPaph. 、原種はPaph. godefroyae var.
leucochilum
でした。タイはやはり本場だけあり、リューコキラムはものすごく高いレベルであることが 各委任さ
れました。しかし驚くことに、この最優良花は故古山氏が作出した日本産の('Old Mountain' x ' Black Mountain') で
した。私の講演でちょうどこの交配の話をしていたところなので、とてもタイムリーな入賞でした。
 
 合同会議参加者の記念撮影。多くの方が帰られた後だったのが残念でした。 
 
その後、市内のレストランで歓迎会が催されました。 
   
台湾からの参加者  いつも顔を合わせるタイのラン仲間
   
 日本からの参加者  
   
 Paph. rungsuriyanum の発見者達と ・・・ 二人共日本では顔なじみですね。
   
 
  夕食会は夜がふけるまで、賑やかで楽しく続きました。さ
て、来年は日本での開催です。
参加はどなたでも自由ですので、みなさん、ぜひ参加し
てください。2015年7月末に名古屋で開催予定です。
 
   
   
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