ドイツの蘭展

2) ドイツ蘭協会・夏の洋ラン展

ドイツラン協会が主催する公式行事の一つとし夏の洋ラン展があります。今年はババリアのミューニックから約100Kmくらいの南へ下りたところにある小さな谷間の村で行われました。ここにはフランツ・グランツ( Mr. Franz Glanz ) のナーセリーがあり、会議と展覧会は彼のナーセリーで行われました。　会議ではパフィオペディルムを含むおよそ50種くらいのすばらしいランが入賞し、また、さまざまな講演も行われました。この会にははドイツばかりでなく、オーストリア、スイス、イタリア、スウェーデン、デンマークなどからたくさんの参加者が集まりました。公式の蘭展が終わると民族音楽に合わせて踊ったり、ビールをたらふく飲んだり・・・、もう最高でした。次に、入賞したパフィオの一部を紹介しましょう。

Paph. Armeni White 'Woessen' SM	Paph. Bella Lucia 'Woessen' SM

	Paph. Woessner Goldegg 'Woessen' BM ( armeniacum X Pinocchio )

展示会場の外でも、とても興味のある交配の花が見られましたので紹介しましょう。天候にも恵まれ、この会では週末をたっぷりと有意義に楽しむことができて本当に素晴らしいものでした。

Paph. Woessner Kolomic ( kolopakingii x micranthum )

Paph. Unnamed ( armeniacum x philippinense var. roebelinii ）

Paph. St. Low ( lowii x Saint Swithin )

Paph. Unnamed ( glanduliferum x Saint Swithin )

Paph. Unnamed ( Saint Swithin x primulinum )

上に紹介されたパフィオの花はとても新しい交配で、日本ではまだほとんど見ることができないものばかりですね。

これらのニュースはドイツの友人、オラフ・グルースさんから1999年、7月８日に送られてきたものです。オラフ、どうもありがとう。

世界の蘭展の紹介／目次

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