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Soph. wittigiana
ソフロニティス ウッティジアナ = ロゼア

Soph. wttigiana

〔原 種〕
ブラジル原産

〔特 徴〕
 草高は約4cm。コクシネアに似た形の濃桃色の花を咲かせます。冬咲きで、うちでは年末から1月にかけて開花しています。同じ仲間のコクシネアより株は小ぶりで、葉はもっと丸みを帯びて肉厚です。子供の手のひらに乗ってしまうくらいの株から咲くピンクの花は、繊細でありながら花保ち良く、力強さがあります。とっても小さいくせにコクシネアより丈夫で、日本の蒸し暑い夏も根腐れせずに乗りきります。雑誌や蘭展などで大株のヘゴ板付けを見かけますので、ヘゴ板付けに向いているのかもしれません。
ウッティジアナは別名としてロゼア(rosea)とも呼ばれ、ちょっと前までは多分ロゼアの呼び名が主流だったように思います。ウッティジアナはサンダーズリストではコクシネアの色違いに分類されるそうですよ。花の形は良く似ていますが、株の形や性質はだいぶ違っていると思うのですが。


〔入手先〕
写真の個体は1998年にサカタのタネの通信販売で購入しました。あちこちの蘭店のカタログに収載されていますので入手は容易です。

〔育て方〕
  • 植え込み : 2号鉢にミズゴケ植え。またはコルク着け。温室がなくても比較的成長は良好です。
  • 置き場所 : コクシネアほど暑がりませんが、4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などにぶら下げて少しでも株の温度を下げる工夫をしてやりましょう。冬の間は室内に取り込み出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
  • 水と肥料 : 夏場は乾燥が激しいので、6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。ちょっと注意が必要なのは、コクシネアの自生地は朝晩霧のたちこめる海沿いの高原地帯で常に根が湿った状態を好みますが、内陸の高原地帯が自生地のウッティジアナは乾燥に耐えられるようになっています。常に根が湿った状態にあるより、比較的乾きやすい植え方が適しているようで、ヘゴ付けにすると管理が楽だとか。潅水は朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。鉢が小さいので7月と8月は早朝と夕方の1日2回潅水した方が良さそうです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は生育に合わせて新芽が成長中なら2000倍以上に薄めたハイポネックスを月に数回、水やり代わりに与えています。
栽培履歴
1998年 春 通信販売で開花見込み株購入
1999年12月 最初の開花
2000年1月 2度目の開花
2000年5月 コルクに着ける
2000年10月 コルクに活着し、順調に生育中。新芽を2つも伸ばし始める
2001年1月 2輪開花
2001年7月 バルブが充実し新根がズンズン伸びてます。
2002年1月 10輪開花
2002年2月 別個体2輪開花

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