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Sl. Orpetii
別品種名:Soph. Orpetii
Sl. Orpetii = L. pumila x Soph. coccinea (1901) Registered by Orpet

Sl. Orpetii

〔交配親〕
Soph. coccinea X L. pumila

〔特 徴〕
 草高は約10cm。コクシネアとプミラの特性を受け継いで低温に強くなってます。しかも新しいバルブを良く吹く性質がありとても育てやすい品種です。気難しいミニタイプの中では初心者にも安心してお勧めできる交配種。花色は個体により微妙な差があって、左のような赤紫のようなものから、コクシネアに近い朱色のものまで様々です。新しいバルブが完成すればつぼみが着きますので、開花は不定期です。株の割に派手な大きめの花を咲かせるため、小さくても人目を引きます。暖かい日、表通りから見えるベランダに飾っておいたことがありました。通りすがりのご近所の方に「その小さいのとってもかわいいですね。何というお花ですか?」と声をかけられました。よく殖え、その時も4鉢ほど持っていましたので、「もしよろしかったら一鉢お持ちになりますか。」と尋ねてみました。それからその方はカトレアに関心を持つようになって、たまに玄関先でお喋りを楽しむようになりました。オルペッティは、現在私が持っているカトレア類の中の最古参。上の写真はたぶん1995年頃に撮影したものですが、同じ株から最近咲く花は何故かもっと色が薄くあせた感じになってしまいました。

〔入手先〕
写真の個体は1992年に茨城県つくば市「花木センター」にて購入。生産者:(株)プランテク・ニッテン TEL:0155-62-5453
サカタのタネの通信販売でも時々見かけます。

 
〔育て方〕
  • 植え込み : 2〜2.5号鉢にミズゴケ植え。温室がなくても比較的成長が旺盛なので2年に1回の植え替え時に株分けできます。できれば毎年植え替えてあげた方が生育が良いと思います。
  • 置き場所 : コクシネアの様な暑がりではありませんが、4月下旬〜11月中旬までは直射日光を避けられる庭木の枝などにぶら下げて少しでも株の温度を下げる工夫をしてやりましょう。冬の間は室内に取り込みますが出来るだけ明るい環境におきましょう。5℃程度まで耐寒性がありますので、関東地方なら窓辺に置きっぱなしでも枯れてしまうようなことはありません。
  • 水と肥料 : 水を好むようなので、6月から10月までは毎日たっぷり水をあげましょう。朝よりも夕方気温が下がってからあげたほうが良いようです。鉢が小さいので7月と8月は早朝と夕方の1日2回潅水した方が良さそうです。室内に取り込んでいる間は、ミズゴケの表面がカラカラに乾いたら潅水してください。肥料は5月〜7月上旬まで。2000倍に薄めたハイポネックスを1週間に1回、水やり代わりに与えています。
栽培履歴
    
1990年 開花株入手 数年で枯らしてしまいました
1992年 春 開花株入手 (現在栽培中の株です)
中 略 この間何度か株分けして、何人かの方にお分けしました
2000年1月 開花  現在3鉢持っています
2000年4月 植え替え
2000年5月 3株中1株をヘゴ付け
2000年10月 6月にものすごいヒョウに見まわれもうダメかと思いました。
順調に回復して来年にはまた花が見られそうです
2001年7月 ヘゴ着け株の生育が旺盛。今まで見た事ない大きな新芽が伸びてます。
2001年9月 ヘゴ着け株、1輪開花。台風で新芽を折る
2003年6月 3株とも元気です (^^v うち2株妊娠中。収穫は秋ににりそぅ〜


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