2001年7月のカトレア
6月下旬から関東はずっとカラカラ天気が続いています。いつのまにかツユもあけてしまい、夏の水不足を心配しています。
例年ならグングン育つ花壇の草花達も今年はクタッと夏ばて気味。カトレア達は夜間の潅水で喜んでいますけどね〜。
ジャージャーやってたら、にらまれてしまうような事態にならねば良いなと思うこの頃です。(7/14)


Lc. Special Lady Lc.スペシャルレイディー 'チャーミー チップ'

 
綺麗でしょ? C.ワルケリアナ と Lc.プリプリ の交配種。セミアルバタイプの花色はプリプリから、花型の丸さと太めのバルブはワルケの血を引いた美人です。暑い夏の日中に、木漏れ日がチラチラと射す木陰に鉢を置いての記念写真です。イメージを女優に例えると 沢口靖子さん を思い浮かべますが、あなただったらどなたに例えます〜?

(Lc. スペシャルレイディーは2001年7月現在スズキ蘭園さんで扱っています)
http://www2.biglobe.ne.jp/~orchids/index01.htm
ニューフェースのご紹介

 6月10日、ネットで知り合った洋蘭仲間の方々と「ミディーカトレアの里 櫻井農園」へ行きました。記念に連れ帰ったミディーの苗を2つご紹介します。写真左はLc.チェリーソング x Blc.メモリアヘレンブラウン 写真右が Lc.ミニパープル x C.クイーンシリキットです。ポリポットにバークで植わっていましたが、扱い慣れたミズゴケ+素焼き鉢へ植え替え今に至ります。経過も良く根も動き出したので薄い液肥を与えはじめています。ミディーとはいえ、まだ2.5号の小さな苗。初花は再来年といったところでしょうか。どんな花が咲くのか今からとても楽しみです。
Soph.コクシネア

 今年もコクシネアの苦手な季節がやってきました。春先に素焼き鉢にミズゴケで植わっていた株を抜き取って、薄いヘゴ板に固定しました。水槽の底には水をタップリ含んだ砂利を敷いて湿度を保ち、朝と晩にコマメに霧を吹いて管理しています。ほとんど生きた根の無かった株もとからは新根がどんどん伸び出して、既にヘゴへ活着しています。コクシネア栽培のコツはつかめた気がしているのですが、勤めに出る日中は部屋を締め切ってしまうので風通しを確保できません。この調子で夏場を乗りきれるかどうか、やっぱり夏場が正念場です。
カーポートに吊るす

 吊るせる場所にはどんどん吊るして試しましょう。写真のように光を通すカーポートの下は遮光が程よく効いて蘭も良く生育します。吊るした鉢は風に揺られてしっかり乾き、風の好きな蘭たちは健全に育ちます。
(吊ってある鉢は L. パープラータの未開花株です)
Sl. リトル レッド シーガル (Sl. Little Red Seagull)

 花径4cmの小さなピンクの花を数輪着けるミニカトレア。この株はおじこさんからシース着きで戴いた元気もの。Soph. coccinea と L. rupestris の交配種です。L. rupestris は見たことが無いのですが、この交配種の太いバルブと厚めの葉っぱや花の形からロックレリアかな〜と想像しています。Seagull とは カモメ のことですが、Seagull を使った品種名って調べてみるとけっこうあるんです。有名なところでは Slc.シーガルス トーチ ソング や Sl. シーガルス クロウフィッシュ パイ 。 やっぱり Seagull には 「カモメの家から聞こえてくる賑やかな歌声」のような明るい花が似合うと思います。(^^)
夏の管理

 先月はベランダに張った遮光ネットをご紹介しました。もう一箇所の蘭置き場は玄関先のフェンスです。カーポートで強光線はカットされるし風も良く通るので、我家は最上等の蘭置き場。物干し竿とちがって少々強い風が吹いてもドサッと倒れてしまう事もありませんしね。

置き場: 戸外に吊り鉢で風通し良く、50%くらい光線をカット
潅水 : 鉢表面が乾いた事を確認して夜間が基本です。
肥料 : 私も含め、玄人以外はもうそろそろ切ってしまった方が安全だと思います。