2001年11月のカトレア
立冬が過ぎ、いよいよ初冬。比較的温暖な千葉県北部もそろそろカトレアの戸外栽培は限界です。
私もほとんどの株は部屋へととり込みました。今年はだいぶ鉢数を増やし、いよいよワーディアンを一台買いました。
加温保護が必要な幼苗たちもどうやら安心して冬を乗り切れそうです。(11/20)


出窓の様子 部屋にとりこんだ鉢

 
11月中旬。千葉県北部でも明け方は最低10℃を切るようになります。ソフロ系ミニを除いて、大部分の鉢を部屋に取りこんであげました。この一年、ネットでお知り合いになった仲間たちに触発され、20くらいも増えた鉢。全部で50〜60鉢にもなってしまいました。この出窓に置ける鉢数はせいぜい20。残りは我家で一番危険なリビング(家族に鉢を倒される)と、日のほとんど射さない寝室に振り分けました。しかし、どうにも納まりそうにありません。今年はとうとう部屋の奥にワーディアンを一台あつらえました。
Lc. ピンクシェアー ’プロフュージョン’
 
 ちょうど一年前のこと。通勤帰りのホームセンターでショボショボに垂れさがったピンクの花がついた売れ残りを手に取りました。しげしげ鉢を見ていると、隣りにいたご婦人から声をかけられ。
「それ、\2000でしょ〜。私なら買わないよ。」
カトレアが好きそうなご婦人としばし会話を楽しんで、結局連れて帰ったのがこの株です。2株寄せ植えになっていて、もう片割れはネットのお友達のところへ行きました。1株\1000也で今年この花を楽しんでいます。
 やっぱ、あの時のあのご婦人、この鉢に目をつけていたのだろうか〜〜〜??
 
Lc. Pinkshire 'Profusion'
晴天時の日光浴 天気の良い休日は日光浴

 これから12月に入っても、晴天の南関東は暖かな日がポツリポツリと来るんです。休日にそんなラッキーな日が巡ってきたら、普段暗い部屋で日照不足になった鉢達を一斉に外へ出します。十姉妹たちもカゴの底をはずして芝生の上へ。どちらもとても喜ぶんです。(^^)
名無しくん

 こちらは昨年ホームセンターから連れかえった名無しくん。この一年で株はすっかり充実し、今シーズンは1花茎に4輪の花を着けてくれました。晴天の木陰に鉢を置き、軟らかい木漏れ日を完全に逆光で使って花を浮きあがらせれみました。
 栽培歴が長くなるとどんどん高級品が欲しくなるのは人の常。大切に育てていたはずの安物は見捨てられ、温室の隅っこで枯れる運命。なんてこと、ないですか〜?たとえよそ様に誉めてもらわなくとも、長年枯らさずに育てていること自体が勲章です。ともすれば "世間の声" を "心の声" と取り違えてしまう私達。昔、綺麗だ〜と感じたその花を、もう一度手に取り上げてみて下さい。
黄色のミニカトレア
新品のワーディアン 新品のワーディアン

 とうとう小さなワーディアンを買いました。暗い部屋の奥なので、気持ちばかりかもしれませんが育成灯をつけてます。中にはまだ加温が必要な幼苗とコチョウラン。家族の”邪魔コール”にじっと耐え忍ぶ私と洋蘭たち。。。。
デンドロ

 今年から約20年ぶりにデンドロの栽培を再開しました。まだ4株なのですけどね。蘭園から自分で買ったアグレガタムとシルシフローラムに、ネットのお友達から戴いたブロンカルティと名無しの交配種。どの株もベテランが育てて大きくなった艶々の元気もの。作落ちさせずに維持するだけでも難しそう〜。(^^;;
テーブルに乗っかっているのはL.パープラータのカーネアです。
デンドロ