2001年10月のカトレア
10月下旬。こちら関東の郊外でも最低気温10℃前後という日がポツリポツリとやってきます。
温室のある方や、鉢をコマメに出し入れできる方はもうそろそろ室内にとりこみ始めていらっしゃるのではないでしょうか。
我家では室内へ鉢をとり込むと日照が極端に悪くなってしまうので、もう少し戸外に置いておこうと思います。(10/21)


カーポート下の蘭置き場 カーポート下の蘭置き場

 
充実の月、10月も残りわずかとなりました。半年間の丹精の成果は株の状態に素直に表れます。私のところではパンパンに太った元気な株あり、まだ新芽を吹いて伸びようとする株あり、様々です。中には残念ながら秋を待たずに枯らしてしまった株もありました。バルブが充実した冬咲き種は、いっさいの肥料をきって開花に備えます。まだ新芽が成長中の株には、気温と相談しながらもう少し薄い液肥(x3000)を続けようと思います。手間がかかるかもしれませんが、潅水と施肥は一鉢一鉢その株の状態にあわせて調節してみては如何でしょう。
Sl. ジュウェル スター
 
 濃紫色に輝く ジュウェルスター。とても小さな花ながら、品種名通りの鮮やかな色彩に心引かれます。花茎が上がる季節にちょっと乾かしすぎてしまったようです。2輪の花を綺麗に振り分けてあげることができませんでした。

 
Sl. Jewel Star
Lc. Special Lady Lc. スペシャルレディー ’チャーミーティップ’

 7月に花を楽しんだ株に再び花が咲きました。とても上品なセミアルバ。株の形はワルケ似で、花の色彩は Lc.プリプリ 譲り。花着きの良いお勧めのミニです。
Soph. ウイッチジアナ(=ロゼア)

 昨年近所のホームセンターで買った鉢植えのロゼアを、4月にコルクに着けました。春、鉢から株を抜くと、案の定ほとんど根無しの状態でした。少しだけミズゴケを敷いて針金で株を固定し、直射日光が完全に遮られるライラックの木に吊り下げてあります。コルクと相性が良いのでしょうね。秋に入って新芽が8本伸びています。ソフロは夏に休眠し、秋から冬にかけて活発に成長するものが多いので、施肥は株の成長に合わせて適宜調節すると良いでしょう。さて、今年は何輪の花が見られるかお楽しみ。
Soph. wittigiana
Blc. China Gold (fictitious name) 名無しくん

 '95年から付き合っている名無しくん。3年ぶりに花を見ることができました。気難しい株が多い黄花の中で、この株はいたって強健です。3年前に株分けした時に手元に小さなバックだけ残して、リード2鉢はご近所へ。けっして整型ではありませんが、愛着のある一鉢です。
Sc. チェリー ビー ’ハッピーフィールド’

 Sc.ビューフォートの交配種、チェリービー。数種類の個体が流通していますが、この’ハッピーフィールド’の色彩は絶品です。
 本来花弁とリップの中央に、もう少しクリーム色が乗るはずです。この鉢、つい先日通勤途中のホームセンターで見つけたんです。なんだかとても得した気分になりました。(^^)
Sc. Cherry Bee 'Happy Field'