Paph. Orchilla 'Chilton' FCC/AOS
Paph. Paeony x Paph. Redstart (1962) Registrated by Ratcliffe R. & E.

Paph. Orchilla 'Chilton' FCC/AOS
写真提供 : ハムうさ さん [神奈川] 2002年12月31日
E-mail : yagi@kdt-kousha.or.jp

[作者のコメント]
パフィオの古典的銘花 オルチラ’チルトン’FCC/AOS
この株は、洋蘭会の株市で市価の1/5で入手し、
初めてシースから
自力で咲かせた記念すべき花です。
赤花を代表する花で、花径は12cm位、交配に交配を重ね、
丸弁
整形花を作成され、今なお頂点に君臨するそうです。
しかし、最近はこのような整形花は、趣味家には見向きもされません。
パフィオの世界も、整形でないけれども種の特徴を備えた原種と、
原種同士の特徴を備えた、一代交配種がもてはやされています。
ですから、今となっては入手困難となりつつあるそうです。

なんとまあ 美しい色彩の花なのでしょう。
ワインレッドの花弁が初冬の傾いた日差しに
溶けこんで、落ち着いた映像を作っています。

後世に残すべきこんな美しい花が
入手困難となりつつあるとは・・

交配系統をご覧になってみて下さい

オルチラが如何に貴重な園芸品種であるのかに気づきます。
一度失ってしまったら、それを取り戻そうと思っても
途方もない歳月を要することになるはずです。
同じ交配系統を辿っても、
もう二度と巡り会うことができない花なのかもしれません。


あっちもこっちも原種&プライマリー交配!
人は趨勢に流されやすいもの。
人それぞれ好みはまちまちのはずなのに、
どうしてこうも皆が一斉に同じ方向を向くのでしょう?
趣味家はいったい何を追い求めているのでしょう?

自分の本当の好みっていったい???
あはは〜 可笑しいですよね。
僕たちはそれすら一人で決められない。。。

                    From Ron


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