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(撮影:2006年5月10日 約10分)

ブラジル、ミナス・ジェライス州都のベロ・オリゾンテから、
ワルケリアナの自生地まで車で3時間です。


◆以下、「ブラジル紀行2006」から抜粋

 昨年は車から降りて牧場を1時間、道の無い林を更に1時間、合計2時間とかなりしんどい思いをして自生地に辿り着いたので、今回は事前に連絡し「車から10分まで」という注文を出しておいた。彼らは出来れば良い花を見つけたい(見つけさせたい)と思って段取ってくれていると思うのだが、こちらにとっては普段から運動不足だし、写真とビデオを撮りその自生地の雰囲気を伝えられれば十分なのである。

当日はチョット遠いからとホテルを9時に出発しレンタカーで西へと向かった。(因みにレンタカー代は日本と殆ど変わらない。ガソリンも1リットル100円くらい。)ベロオリゾンテの市街を抜けると信号のない、地形の起伏に合わせた道が限りなく続く。舗装はしてあるが状態は決して良くない。所々に穴が開いている。そこを時速120〜130kmで突っ走ること3時間。やっと目的地のボン・デスパッチ(Bom Despacho)に辿り着いた。

地元のコレクターにワルケリアナの花を見せて貰った後、自生地に向かったのだが、確かに車を降りてから10分であった。「ベロオリゾンテから近い場所は車から遠い。遠い場所は車から近い。」のだそうだ。

この自生地でも他と同じようにワルケリアナと一緒にセルヌアが着生していた。気になったのは、根が木の幹から浮いている株が見受けられた。地元の人の話では、夜間の湿度が不足しているのではないかとのことであった。周辺の樹木を伐採し牧場へ変えるなどの影響かもしれない。


※撮影・執筆とも管理人
.2007.10.17