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販売株の管理方法

<銘品分株の管理方法>

リード側の分株の場合は、そのまま管理してください。
順調に育てば、秋までに2バルブ完成するので、来春に鉢増してください。

バック吹き株の場合は、最初はやや小さめのバルブが出来て、
次は中間サイズのバルブとなります。
来春に鉢増し、2バルブ完成すると開花サイズです。
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<2.5号鉢の苗の管理方法>

今回の販売株は、既に鉢増のサイズに達していますので、
この春(14〜15℃が確保出来れば何時でもOK)に、4号浅鉢に鉢増してください。
鉢から抜いて、底の水苔を少し削り、4号鉢の高さに揃え、
株を後ろの端に押しつけて、リード側に水苔を足してください。

順調に育てば、秋までに2バルブ完成します。
翌春に5〜6号鉢に鉢増し、更に2バルブ完成すると開花サイズです。

※管理番号(ST-○○)が100番台の苗は、水苔が古くなっていますので、
新しい水苔で植え替えてください。
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<4号鉢の株の管理方法>

順調に育てば、秋までに2バルブ完成します。
翌春に5〜6号鉢に鉢増し、更に2バルブ完成すると開花サイズです。
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以下は、一般的な管理方法です。
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<管理しやすい植え方>

 浅鉢の素焼鉢(4号以上)に水苔が、一番管理しやすい植え方です。
 5号以上の場合は、発砲スチロール等で嵩上げし、
水苔の厚さを4〜5cmにして乾きやすくする。

ポイント@ 陽に良く当てる

他のカトレヤよりも陽が好きなので、良く陽に当ててください。
 終日陽が当たる場合は遮光率40〜50%で、7月〜9月が特に大事。
陽当たりの良い場所(吊るすとか)に置くと良い。

ポイントA 乾いてから水をやる

 根が一度乾いてから次の水をやるのが鉄則!(通年)
 水苔の乾き具合のチェック方法
1 両方の手の平で鉢を持って冷たい時は水が残っている。
2 鉢を持ち上げた時に、軽くなっていればOK。
3 分かり難い時は、楊枝を刺して1分待つ。抜いて先が湿っていなければOK.。

ポイントB 夕方に水をやる

 午前中の水遣りは厳禁です。根腐れの原因となります。
 夕方以降に水遣りし、水を欲しがる夜間に乾かさないように。
 水温の低い冬場は、汲み置き水が良いが無理なら昼過ぎの気温の高い時間にやる。
 蕾の付いた株は乾かし過ぎないように注意する。
葉付きバルブの蕾は水が溜まるので注意する。

ポイントC 風通しに注意

 自生地でも風通しの良い場所にしか着生していません。
 温室に入れる時期は、終日風を送り温室全体で対流する様にファンの位置に注意する。

ポイントD 夜間湿度の確保

 温室内で暖房を入れると湿度が下がるので、湿度に注意してください。
 夜間湿度が極端に不足するとバルブがやせてきます。

その他の栽培データ

 温度:最低気温は14〜15℃を確保すると良い。(C.nobilior:18℃〜) 
最高温度は30〜35℃で問題なし。
 肥料:有機肥料を4月〜7月(梅雨明けまで)に遣る。
液肥は夏を除いて10日〜2週間毎。
 植替え:3月〜5月がベスト。根が動いていれば夏場以外可能。
 鉢増し:2.5号鉢で一杯になったら、4号浅鉢に鉢増しする。
 大株:5号鉢〜6号鉢に一杯になる位で、本来の花が咲きます。

※有機肥料:グリーンキングの場合、2.5号:3〜5粒、4号:8〜10粒を、3月と5月の2回施肥。
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(2018.2.1)